「落ち着いて!」
昨日の夜寝る前に、「明日は9時半に起こしてね~」と言っていた夫。しかし、私は今朝9時半前に家を出たので、会社から電話をすることにしました。9時半頃は少々そのことを忘れていて、少し経ってから「ヤバッ」と慌ててかけても、夫は電話に出ません。会社に遅れては大変と思い、何度かかけ直すと、5回目くらいでやっと夫の声が聞こえてきました。彼はもう起きていたみたいで、
「さっき、どこからともなく、うちの玄関をたたく人がいて、うちの屋根の写真を撮りたいって言うんだよ。」
と言います。なんとも奇妙な話しで、
「そんなどこぞの者ともわからない人に、家の写真なんか撮らせないでよ!なんか企んでるに違いないわ!」と主張すると、彼が言ったのが今日の一言です。夫の説明によると、その人は屋根を修復する会社に勤めていて、私達共通の友達の昔の同僚でもあるそうなのです。今日、私達が住んでいる通りを一軒一軒訪問し、雹の被害で屋根が壊れた家を見つけ、仕事ができるかどうか、聞いて回っているそうなのです。(アメリカでは竜巻が良く起こり、竜巻が起こる前は、雹が降ります。皆さん知ってましたか?なのでこの辺でも、雹はよく降ります。)それでも、まだ完全に信用していない私は、「じゃあ、テリーに電話して、彼が信用ができる人かどうか確認してよ」と言えど、夫は「これから仕事行かなきゃいけないから、自分で電話してよ」と言います。昔(と言ってもそんなに前のことじゃないけど)、テレビでこういった人のことを聞いた事があります。突然やって来て、屋根の修復をしてあげると言っても、ろくに仕事もせず、ぐうたらぐうたらして、お金だけを巻き上げていったとか、そういう話です。そんなことに巻き込まれたら大変!と、更に主張すれど、
「雹が原因で雨漏りするようになったんなら、保険が下りるから、そしたらラッキーじゃん」
と、のほほ~んとしている夫なのです。
たぶん、私の外見は大人しくて、いい人そうに見える(と自分で言うのもなんなのですが)かもしれませんが、ところがどっこい!で、冷酷検事ごとく、人を騙そうとする人は許せないのです!アメリカの大学で「ビジネス法」を取って以来、それに拍車がかかり、まず人を「疑って」見る傾向があります。まだまだ信用していない私が家に帰ると、家の庭にドド~ンと「Taitan Roofing」なる看板が立ててあるじゃないですか!アメリカでは、こういった家のことを業者がすると、「ここの仕事をしました!」というのを主張するためか、
前庭に選挙の広告みたいな看板を、庭に立てていきます。こんな物が我が家の前にあるなどとは、想像もしていなかったので、少々呆気に取られた私。でも、まあ、一応会社は存在するってことみたいね。ちょっとインターネットで調べよ~。
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