2008年8月30日土曜日

Don't tell me what to do!

「あれしろ、これしろと、うるさく言うな!」

 これは、彼の口癖です。妻として一言くらい、忠告しても良いと思うけどね。

2008年8月27日水曜日

I'm Hilary Clinton, and I don't approve this message

「私、ヒラリー・クリントンは、このメッセージを承認しません」

 アメリカ大統領選も、いよいよ白熱してきました。アメリカでは、まず民主党と共和党でそれぞれ予備選挙を行い、各党の候補者が党内で争います。この予備選挙時代、オバマ氏のライバル候補者であったヒラリー・クリントンが言った言葉を、共和党の候補者、ジョン・マッケインが利用して、民主党の候補者オバマを非難するコマーシャルを作りました。ヒラリーさんは、大統領戦からは脱落したので、現在はオバマ氏を応援しているのですが、この予備選挙時代は、オバマ氏を陥れるような発言も多々しています。この時代の彼女の発言を映像付きでコマーシャルに使うとは、マッケインの選挙委員会も頭のいい人がいるもんだなと思いますが、このコマーシャルを否定するのにヒラリーさんが言ったのが、上の言葉です。ここで注目していただきたいのが、選挙に立候補する政治家が作るコマーシャルでは、いつも最後に(または最初に)、例えばヒラリーさんなら、"I am Hilary Clinton, and I approve this message" と言います。これをうまく使って、"I am Hilary Clinton, and I don't approve this message" と言ったヒラリーさんは、もっと頭がいい、と思いました。(彼女のスピーチライターが書いたものかもしれないけどね。)アメリカでは、こうして選挙があるたび、候補者はコマーシャルを作ります。日本のように街頭で、選挙カーを出しての選挙活動は、アメリカでは禁止されています。反対に日本で禁止されていて、アメリカで合法なのが上にも書いた、相手の悪口を宣伝することです。こうした、悪口攻撃は、攻撃をする側が国民から非難されることがあり、ヒラリーさんも、オバマ氏攻撃で、非難されたことがあります。

2008年8月25日月曜日

Family tree

「家系図」

 私の夫の母の父親系の親戚は、毎年夏にFamily Unionと称して、ポットラックパーティーを行います。夫と一緒に住みだした最初の年は、まだガールフレンドであったにもかかわらず、夫の母と一緒に彼抜きで出席しました。今回は夫も休みが取れて、一緒に参加。3年も前に一度会っただけの人たちがほとんどであったにも関わらず、彼らは私を覚えていてくれました。(まあ、日本人は珍しいしね。)食事をし、世間話を親戚達としていた夫が、「きっとあのテーブルの上には家系図があるから、見に行こう」と言って、席を立ちました。テーブルの上には、150年ほど前、アイルランドの一組の夫婦から始まり、横に広く伸びた家系図がありました。夫の母の祖父はアイルランドで生まれています。つまり、彼女の従兄弟には、まだアイルランドで生活している人たちが、たくさんいるのです。こうして、アメリカに移住した子孫の末裔である夫とその親戚達と一緒に、アイルランドに住んでいる親戚達の名が入った家系図を見るのは、ずいぶん感慨深いものでした。150年前、この家系図が始まったとき、彼らの子孫の誰かが、アメリカで日本人と結婚するなど、考えもしなかったでしょう。この大きなファミリーの中で、新参者の私の名前がまだ加えられていなかったので、夫の母が私の名前を書き加えました。私もアイルランド人の親戚がいるんだと思うと、とても不思議な気がしました。私たちに子供が生まれれば、私の子供もアイルランド人の血が流れることになるんだと、これもずいぶん不思議な気がします。アメリカはとっても奥が深いです。

2008年8月18日月曜日

Don't you think you are a little too old for him?

「彼には、ちょっと年上過ぎると思わない?」

 私の友達の13歳の娘が、なにやら携帯でメールをしているから(ちなみに、携帯メールは"text message" と言います)、「なに、ボーイフレンドでもできたの?」と聞くと、なんと図星だった!えー、つい最近まで、「ボーイフレンドなんて興味ない」と言っていた純粋な乙女はどこに行ったんだ!と茶化すと、「写真見る?」と携帯に保存された写真を見せてくれました。で、社交辞令として、「キャー、彼かっこいいじゃない!」と言ってあげると、けらけら笑いながら私に言ったのが、上の一言。私が13歳の男の子にとって年上過ぎるなんて、そんなことはわかっとるわい!と思った私でした。大体、彼女の母親は私よりも若いし、もし私が13歳の男の子と付き合ったら、刑務所にぶち込まれます!!!

2008年8月15日金曜日

Woof, Woof!

「ワンワン」

 我が家の愛犬ボジョの登場です!ボジョはやたらと正義感(または縄張り意識)が強く、進入して来る者は、人間であろうと動物であろうと(そして車であろうと)、「この野郎!入ってきやがって!」と隣の家まで監視する大変優秀な(?)番犬です。コンピューターに向かっていたら、カーテンが開いたリビングルームからボジョが鳴いているのが聞こえて、「そうだ、犬の鳴き方は、英語と日本語とでは違う」と思い、ブログを再度オープンしました。日本語では「ワンワン」ですが、英語では「ワフ、ワフ」と鳴きます。英語の方が、本当の犬の声に近いですね。

Don't bother me!

「邪魔しないで!」

 久しぶりにランチデートで「アービーズ」に行った帰り、私の会社の近くにあるホームセンターに寄った夫。私が家に帰った時は、ラジオをガンガンかけながらトイレにいました。床は彼の大工道具でいっぱいです。「なんか変化に気付かない?」というので、散らかったトイレを見回すと、なんと水道の蛇口が新しくなっている!「100ドルのがセールで45ドルだったんだよ!」と自慢げ。さて、私は夕食の支度をしようと思い、「ねえ、ねえ、昨日ピザにしようって言ってたけど、やっぱメニュー変えて、もうちっとヘルシーなお野菜たっぷりピラフなんてどう?」と彼の意見を仰ぐと、蛇口の取り付け作業に夢中になっていた夫が言ったのが上の一言。ちなみに彼は、これくらいの大工仕事なら、ちょちょちょっとやってくれるので、助かります。アメリカ人は、家を自分で修理するので、日本人よりも大工仕事が得意だと思います。

2008年8月13日水曜日

Let's invite her

「彼女に出演してもらいましょう」

 朝のニュース「Today」からです。世界を驚嘆させた華やかな北京オリンピックの開幕式。一糸乱れぬ完璧なマスパフォーマンスと、若く美しい中国人の女性達は、世界を魅了しました。演技に参加している人数といい、花火やダンスの芸術レベルの高さといい、「これほどすごいパフォーマンスは今まで見たことがない」と誰もが圧倒されたにもかかわらず、実は中国政府側の思わぬ失策が明らかになりました。開会式で歌っていた赤いドレスの女の子は、なんとただ「口パク」をしていただけで、実際に歌っていたのは別の女の子だということです。そしてその理由が、「本当に歌っている女の子は、かわいくないから」だとのこと。これに対し、アメリカ人は怒りを顕にしています。容姿が良い、悪いというだけで、本当のアイデンティティーまで消されるのか。見た目が悪い物は、表に出ることすら禁じられるのか、中国が取った政策は、そういった人権を無視するという深い問題であると思います。道理でオリンピックに出ている女の子達は、皆一様に同じような容姿をしているわけだ、と私は少々がっかりしました。せっかく、素晴らしい芸術を世界に示したのですから、本当に一流の「人間としての政策」も示していただきたいと思います。

 ちなみに、上の言葉は、この「顔を消された素晴らしい声の持ち主」を番組に呼びましょう、と言っていたものです。

2008年8月12日火曜日

Pizza is one of my weakness

「ピザは、私の弱みの一つ」

 会社の同じ部署の秘書が言った言葉。もうすぐ、会社でまたまた会食会があり、そのメニューが「ピザ」らしい。いつもダイエットをしている彼女が、「ピザが出されたら、食べ過ぎて太っちゃうわねー」という意を込めて言った言葉です。

2008年8月11日月曜日

Now you know

「これで、わかったね」

 ブロックバスターという行き着けのビデオレンタル屋に行った時のこと、入り口のドアを開けると、超クリアな映像を映しているテレビがありました。夫の「あ、これはブルーレイだ」という言葉に、そういえば、日本のインターネットで「ブルーレイ」と言う言葉を見たなーと思い出し、この少し青っぽい超クリア映像を映す機械のことを言ってたのね、と納得しました。夫にこのことを話したら、彼が言ったのが上の一言。ちなみにこの言葉、超簡単な表現ですが、「あー今まで知らなかった」から、「でも今は知っている」に状態が変った時によく発せられる表現です。こういう表現を、さり気なーく使えるようになっていただくのが、このブログを書く使命だと思っています。

2008年8月7日木曜日

Is the attitude really necessary?

「その態度は、どうしても必要なわけ?」

 これは、会社の同僚が私達の部署全員に届く社内メールに書いた言葉です。いつも穏健派の彼女が言った言葉であるから、驚きです。よっぽど頭に来たと思われます。なんで彼女がこんなに怒っていたかというと、とある在庫がどこかいつもと違う場所にあるらしく、それを彼女が説明した返事に「アラスカに保存していようが、知ったこっちゃない。今すぐここに必要だ!」(Don't care if they store it in Alaska. I need it now!)と、最初にメールを始めた人が言ったためです。私はこの「アラスカに保存する」というのが、アメリカっぽい表現だなーと変なところで関心しながらも、ユーモアのある表現だと、実はニヤニヤしていたのですが、同僚の怒りに、「うーん、この表現も使える」と、さらに喜んで(?)いました。ごめんねー、ケイティー、これはただ単に言語学上の喜びよ。

2008年8月5日火曜日

You had to warn me!

「前もって言ってよね!」

 また、朝のニュース「Today」からです。スポーツの面白ビデオを流していた時、Todayのアナウンサーの一人が、プライベートで彼女の息子が出場する野球のゲームのアナウンスをしているのを映しました。彼女はその映像が映されるのをまったく知らず、心の準備ができていなかったようですね。"Warn" はよく、「警告する」と訳されがちですが、この場合「警告する」だと意味が強すぎますよね。"Warn"には、「予め言っておく」とか、「予告する」(同じような意味か)といった意味もあります。この「前もって言う」という軽めの意味で使われることが、よくあります。

 ところで、前回メジャーリーグの野球観戦に行った事を書きましたが、今日、地元のニュースを見ていたら、同じ「ロイヤルズ」対「ホワイトソックス」戦で、ホワイトソックスのピッチャーが投げたボールが、ロイヤルズのバッターに当たり、頭にきたバッターがピッチャーの所に走り寄って、殴りそうになった所を、周りの選手や審判に抑えられて、回避されたというハプニングがありました。この選手は、5試合ほど出場停止になったそうです。でもって、今度はロイヤルズのピッチャーがホワイトソックスのバッターにボールを当て、これは喧嘩にはならなかったけど、このピッチャーも出場禁止になりました。こんなハプニングは、私が見に行った試合では起こらなかったわ、と少々残念な気分(?)になりました。

2008年8月3日日曜日

Charge!

「突撃!」

 やりました!「アメリカ人夫の一言」で、とうとう「メジャーリーグ」デビューです。先週の金曜日、会社からもらった野球のチケットで、地元「ロイヤルズ」とシカゴの「ホワイトソックス」戦を見てきました!!「ロイヤルズ」と言えば、日本の薮田選手がいると聞いていたのですが、今回はプレーしていませんでした。さっきインターネットで調べたら、マイナーに降格させられたそうで、残念ですね。

 さてさて、この「Charge!」、以前「アメリカ生活録」でもご紹介しましたが、「攻撃!」とか「突撃」といった意味です。バッターが構えたときに「タラララッタラー」と音楽が流れると、観客が「チャージ」と叫びます。私達の後ろにいた中学生くらいの女の子達が「なんでチャージって言うんだろうね」と話し合っていました。詳しいことが知りたい人は、「アメリカ生活録」の「ベースボール編」を読んでください。私がメジャーリーグのベースボールゲームを見に行ったのは、今回が2回目。すっかりメジャーリーグファンです。テレビで見るだけとは、全く違います。ゲームとゲームの間に、たぶんテレビではコマーシャルになる時間には、ホットドックやTシャツが観客に投げられたり、クイズがあったり、「キスカム」といって、観客の中のカップルが球場内の巨大スクリーンに映し出されて、そこに映った人はキスをしなきゃいけなかったりと、色々なエンターテーメントがあります。今回は、キスカムの最後に映った人は、レッドソックスの選手で、その中の一人は、あわてて逃げていました。もう一人の方は、一人で口を尖らせていて、「こういうユーモアのあるのがいいよね」と私達の近くにいた人が言っていましたが、私も同感です。とにかく、楽しかった!