2011年12月31日土曜日

You are off the hook

「これで、窮地を逃れた」

 「これまで、窮地に立ってたんだ。知らなかった」と、相変わらずのんびり、いい加減な自分に気付いた、今日の夫の一言。確かに昨晩、ベッドに行く前に、「明日の朝一番で、洗濯機にあるジーンズを、乾燥機に入れよ」という夫の号令を聞き、「ああ、しなきゃね。でも、絶対忘れそう」と思った私。案の定、今朝は、ワッフルを作るのに夢中で、そんなことはケロッと忘れていました。しかし夫は、ベッドから起き上がると、まず最初にランドリールームに行き、ジーンズを乾燥機に移動。さっすが~!でも、一応、「ごめんね~!」と超笑顔で、全然悪いと思っていない謝りをして、「でも、ワッフル作ったからさ~」と、ごまかそうとする私でした。そんなに悪いと思わなかったのは、まだ時間があったから、出かける時間の前に、ジーンズが乾くと思ったからなんですが、仕事に行かなきゃいけない夫は、もっと焦っていたのか、どこからか、ジーンズを探し出し、私にそれを見せながら言ったのが、今日の一言というわけです。でも、ジーンズ、夫が出かける前に、乾いたけどね~。

 ところで、この"off the hook"、今回、夫が言ったのは、とってもトラディショナルな言い方で、私の英和辞典にも載ってる言い方です。しかし、現在のアメリカでは、もうちょいとヒネッた言い方があるんですね。私が良く見ているFood Networkの人気番組、「Diners, Drive-ins, and Dives」の司会役、Guy Fieriが、良く、超美味しいと思った時に、"Off the hook!"と言います。で、最初、私はこれが、不思議だったんですね。この番組は、アメリカ中のレストランに行き、その店長やシェフと話をし、料理の作り方などを紹介する番組なんですが、もちろん、Guyも味見をするんですね。そこで、「窮地を免れた!」ってのは、意味が合わないと思いませんか?でもって、アメリカのインターネットで調べてみると、"Off the hook"には、"cool"とか、「いい意味で、期待を上回る出来」といった意味があるらしいのです。これで、納得ですね。

 またまた、ところでなんですが、今回、久しぶりにワッフルを土曜の朝作ったのは、バナナが真っ黒になって一本残っていたので、これの活用方法を考えていた時に、思いついたからです。丁度、パンを切らしていたので、サンドイッチ代わりになるかなとも思って。バナナは、腐る寸前が一番甘くて美味しいのですが、皮が真っ黒になったら食べる気しないですよね。でも、バナナブレッドは、古いバナナの方が良いって言うから、これをワッフルの素に入れて焼いたら、きっと美味しいだろうと、思ったのです。これが、大当たり!いつもより、かなりリッチなワッフルになって、これからは、必ずバナナを入れようと思いました。

 それでもって、たまたま昨日の夜、「チキンの丸焼き」なんてものに、挑戦したんですね。本当は、クリスマスにしようと思っていたチキンの丸焼きなんですが、クリスマスの前日、風邪を引いてしまい、そんな気力も体力も無かったので、クリスマスは、簡単に出来る、味付きのサーモンを、オーブンで焼きました。なので、昨日の夜、「あ~、早くチキンを調理しなきゃ、駄目になっちゃう!」と決意して、キッチンで一人、せっせと精を出して、「シトラスとガーリック風味のチキンの丸焼き」を作りました!それが冷蔵庫に眠っていたので、「お!こりゃ、ソールフードの代表格、『チキン&ワッフル」が出来るではないか!」ということに気付き、初めて、「チキン&ワッフル」に挑戦しました!普通は、フライドチキンを使うらしいのですが、そんなことは、どうでもよい事で、この丸焼きチキンを切り、ワッフルに挟んで、夫のお弁当に持たせました。で、私は同じ物を、朝食に食べたのですが、これまた、"Off the hook!"なのです。(これはもちろん、ガイの言い方のほうね。)

 とまあ、いろんな発見をした朝でした。

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2011年12月26日月曜日

父からのクリスマスプレゼントは、ポップコーンマシーン!



 普段、こういう内容は裏ブログ「ダービン家 地球を行く」の方に書いているのですが、今回は、日本ブログ村の記事トーナメント「うれしいクリスマスプレゼント」に参加する為、特別更新です!

 「ルート66」を地で行く夫の父が「私」にくれたのは、なんと、ポップコーンを作るマシーン!それも、こんなレトロな可愛い奴です!クリスマスの数週間前、早々にガールフレンドを連れてやって来た父は、夫には、マッチ箱ほどの小さな物、私には、「洗濯機ですか?」と思うほど、大きなプレゼントを持ってきてくれました。それを、クリスマスの昨日の朝に開けたら、ドドーンと出てきたのが、上の箱!あ~、あまりにも、父過ぎる。このマシーン、組み立てが必要で、夫はその後1時間くらいかけて、組み立ててくれました。完成したのが、こちら。



 赤いブリキチックなところが、可愛くないですか?扉を拡大すると、こんな感じ。



細かい所にも気を配る父は、ポップコーン用の袋までくれました。



サンキュー、ダディー!これで、我が家でムービー・ナイトしなきゃね!



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2011年12月25日日曜日

My wife gave me permission

「妻が着てもいいと言ったので」

 皆様は、このクリスマス、いかがお過ごしですか?我が家のクリスマスは、サンクスギビングほど気合の入ったものでは無く、だらだらと過ごしてしまいました。アメリカのクリスマスは、日本人のお正月のようなもので、家族が寄り集まる日。なんですが、今年は夫の姉の子供達が、オクラホマのおじいさん、おばあさんの家でクリスマスを過ごすというので、12月22日に、カンザスシティーのクリスマス会を、早々に済ましてしまいました。その時は軽く、フィンガーフードを食べ、プレゼントを交換。私が姪達にあげたプレゼントは、(多分)大ヒットで、二人とも喜んでいました(と、私は思う。)お姉ちゃんの方には、黒のトレンチコート。とっても大人っぽいので、「モデルみたいだね~」と、皆で大喜び(と思う。)妹には、オレンジ色のフード付きジャケットをあげました。こういうのは、アメリカの子供達誰もが着ているので、当たり外れが無いと思います。

 それで、肝心の夫に何をあげたかというと、「マフラーと帽子」です。なぜマフラーと帽子にしたかと言うと、二年前に夫がマフラーと帽子と手袋のセットをくれて、それを犬の散歩に行く度、着装しているのですが、着けているといないじゃ大きな差。いつも、「あ~あったかいマフラーがあって良かった!」と、冬の寒空の下、犬のボジョと歩きながら思っていたので、「よし、今年のクリスマスプレゼントは、マフラーにしよう。ダーリンもってないし。」と思ったのです。そこで、クリスマス前日の24日(もっと早く買い物に行け!)、それも街中の店が6時に閉店するというのに、4時20分になって家を出た私は、まず80パーセントオフをしていた「バーリントンコートファクトリー」に直行!そこで、Calvin Kleinのマフラーと帽子を購入!その後、ダダダッととあるスーパーに行き、「アーモンドミル」を2ポンド引っ掴んで、その後、もう一件他のスーパーに行き、その他全て必要な食料品を購入!全部手に入れて、家に着いたのが6時でした。「やれば、できるじゃん」と、なかなかの達成感を味わいました。

 さて、本題の今日の一言は、ここからです。(長い前置き、悪い癖)クリスマスの朝、「はい、プレゼント!」と渡したマフラーと帽子、グレーのセーターを着ていた夫がそれを着けると、どうも北極でサンタクロースのために(いや、子供達のために)せっせとおもちゃを作る妖精「エルフ」のように見えてならない。と、夫に言うと、夫は調子に乗って、お父さんから貰った赤いパンツを履きだす始末。ワッハッハ~と、二人で大笑いしました!全くエルフそのもの!!(写真取っておけば良かったね~)その後、家にいる間はず~っと、その格好でいました。でもって、夫には、親戚の叔母さん達と、クリスマスプレゼントを届けてくれた友達に、クッキージャーを宅配してもらう事になっていたのですが、私が、「その格好のまま、配達に行ったら?」と言ったら、夫が言ったのが、今日の一言。まあ、こんな大きなエルフが、本当に街を歩いていたら、普通の人はびっくりするでしょうね~。実際は、着替えて普通の人になって出かけていったのですが、皆さんにお見せできないのが、残念。楽しい一時でした。

 ちなみに、"permission"というのは、「許可」という意味です。

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2011年12月23日金曜日

とある豪邸のクリスマス・デコレーション



 カンザスシティーの隣町、ミズーリ州インディペンデンス市に、「ベイルマンション」という豪邸があり、ツアー付きで一般公開されています。クリスマスの時期になると、このお城のような豪邸が、クリスマスデコレーションで飾られるというので、夫と一緒に見学に行ってきました!その時の様子を、「ダービン家 地球を行く」に更新したので、ぜひ読んでください!「ダービン家 地球を行く」は、右のコラムにあります。

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2011年12月17日土曜日

Ok, my 3D image!

「オーケー、3Dイメージよ」

 とまあ、英語そのままの訳なんですが、土曜日の今日、私は会社が休みで、夫は出社しなきゃいけない日です。で、テレビを見ながら、シリアルを食べている夫の前で、前に後ろに飛び出す絵本のように、ステップを踏みながら、歌を歌ってあげたら、言われました。私が日本の実家にいた頃、いつも歌を歌いながら会話する両親を見て、「なんて馬鹿馬鹿しく仲の良い夫婦」と、呆れていたのですが、私達は、それを上回るとってもミュージカルな夫婦です。こういうのって、家系なんですかね?

 そして、今朝はなんだか家の中が寒く、私は茶色のフード付きの服を着ていたのですが、そのフードを被って夫のランチボックスに、ランチを詰めていたら、「わ~、ブラックベアーが、僕のランチボックスを漁ってる!」と言われました!そんな、国立公園でキャンプしてるわけじゃあるまいし。とまあ、典型的なダービン家の朝の一コマでした。

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You are such disciplined

「やるべきことは、きちっとやる性分だね」

 先日、夫がフロリダに行き、カンザスシティー国際空港まで、送り迎えしました。帰りの便は、午後1時50分到着予定だったので、5時間だけ有給休暇を使い、ランチも食べずに、1時には会社を出て、空港に向かいました。無事、夫を見つけ、「私はまだランチを食べていないから、どこかで食べてから、家に帰りたい」と言うと、夫が言ったのが今日の一言。"discipline"というと、「訓練する」といった動詞か、「訓練」「修練」といった名詞なんですが、これを動詞の受身形にすると、形容詞にもなって、「訓練された」とか、「鍛錬された」という意味になります。なので、夫が言ったのは、ランチを食べずに、とにかくやらなければならない事をまずやった私の天晴れな行動(って、それ程でもないけどね)を、「自己訓練できている」とか「自分をコントロールできる」と、褒めていたんだと思います。まあ、アメリカ人に比べれば、日本人はみんな"disciplined"だと、思うけどね。

 この時の模様を、「ダービン家 地球を行く」に書いたので、右欄をクリック!!

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2011年12月7日水曜日

You've got to beg me

「『どうしてもお願い!』って、頼み込まなきゃ」

 先日、長文のペーパーを書き終えた夫が、「ねえ、ねえ、今から読むから、聞いててよ」と言います。既に夜も更け、かなり疲れていた私は、できればそんなことはしたくなかったので、「え~、何ページあるの?」と聞くと、「嫌なら、別に良いんだけどさ」と、夫はひねくれます。「じゃあ、聞いてあげるわよ」と私が言うと、返って来たのが今日の一言。この一言の後で、コブシを利かせて、「プリ~、プリ~、プリ~ズ!」と演歌歌手のように歌ってました。だからこのブログを書くの、辞められない。

 それでもって、夫が書いたペーパーは、全部で21枚でした。初めは少々面倒だなあと思っていたのですが、なかなか傑作で、いつの間にか、身を乗り出して聞いている私。途中で夫の質問にも、真剣に答えていました。アメリカの大学の英文学部を卒業した私は、山のようにペーパーを書いてます!なので、「文章の最初に数字が来る時は、“57”とかじゃなくて、“Fifty-seven"みたいに、綴らなきゃいけないんだよ」とか、「実名は使わないほうがいい。これは教授に言われたからね(つまり経験済み)」とか、偉そうにアドバイスしてるんですね~。少々、学生時代を思い出しました。

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2011年12月4日日曜日

It's pretty filling

「結構、お腹いっぱいになるんだよね」

 朝、せっせと作ったサンドイッチを、夫が食べずに職場から持ち帰ってきたので、
「あ~、サンドイッチ食べなかったでしょ。誰かが、ピザでも持って来たの?」
(そういうことは、良くあるらしい。たまに、同僚の誰かさんが作ったバーベキュー(それもコンテストで賞を取ったほどの腕前!)のお裾分けを、家に持ち帰る事もある。)
と聞くと、
「いいや」
と言います。なので、
「じゃあ、なんでサンドイッチ食べなかったのよ~!」
と再度詰め寄ると、
「会社の誰かが、パンプキンパイを持って来たんだ。あれって結構、お腹いっぱいになるんだよね。でも、他のは全部食べたよ。」
とのことです。あらそう、良かったわね!

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