2013年1月24日木曜日

I have a little bit of buzz

「ちょっと、酔っ払ったみたい」

 これは、珍しい発言です。私は酒飲みじゃないです。夫曰く、風邪薬のシロップに入ってるアルコール(今気付きましたが、日本語では、「アルコホール」じゃないのね。英語の発音はこっちの方が近いので、「アルコホール」と綴ったら、「ある湖ホール」と出てきました。多分「アルコール」と言って、アメリカ人には通じないと思います。「アルコホール」と言ってみましょう!)で、酔っ払ってしまう私です。(いっくらなんでも、これは大げさですが、私が風邪薬シロップを飲んだら、顔が赤かったそうです。)

 そんな私も、たまにはワイナリーに行きたいし、ピザとワインの相性が良いことに気付いてからは、「ピザのお供にワイン」を出してきたり、クリスマスパーティーに持参したワイン(スーパーの特売品で、4ドルくらいでした!)が、親戚の間で大好評であったりと、なんだか最近、ワインに関し、成長しています。そんな中、夫がある日、ワインを持参して帰ってきました。それは私がクリスマスの時に買ったワインと同じメーカーの物だったのですが、品種は別。やっぱ、私が買ったワインの方が美味しいわと思い、あんまり飲まずに、冷蔵庫にそのまま残っていたのですが、夫が昨夜、残りのワインを全部飲んでしまいました。テレビを見終わって、よいっしょっと起き上がった夫が、少々ふらふらしたのか、言ったのが今日の一言です。

 でもってですね、このBuzzってのは、元々は、「(ハチなどが)ブンブンいう」とかいう意味なんですが、スラングではこのように「酔っ払う」ってな意味になります。


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2013年1月17日木曜日

Do't make me taser you!

「テイザー銃攻撃したくなるような事はするな」

 日本にもテイザー銃って、あるんですかね?アメリカの警察は、これを持ってるんですよ。調査に協力しないとか、危険な場合、でも本物の銃で撃つほどでも無いって程(まあ、この判断はまちまちでしょうが。乱用されていると思いますけどね)の時、警察はこの電気銃で、ビビビッと相手に電流を流すんですね。健康な人であれば死ぬ事はないんでしょうけど、心臓に問題がある人なんかがされたら、心臓発作とか起こさないんですかね?ニュースで、パトカーに既に入ってるのに、このテイザー銃を撃つ警察官とか、もう、権力の乱用としか言えないひどい事件を耳にする事があります。

 で、今日の表現は、そんなとんでもない警察官が言ったのではなく、なんと、私の夫の発言!皆さん、これは、私のブログを熟読していて、夫の常日頃の発言パターンを知っている人じゃないと、「まあ、なんてひどい!」と思われるかもしれませんが、言われた当の本人(私)は、アッハッハ~と、大笑いしているので、ご心配なく。なんで今日の表現が発せられたかと言うと、先日、二人でWalmartに行って、夫がテレビのアンテナに付ける装置を購入したからです。話し出すと長くなりそうなので、なるべく簡単に書くと、1ヶ月ほど前、リビングルームのケーブルテレビの調子が悪くて、ケーブル無しの無料アンテナに切り替えました。でも、そのアンテナとの接触が悪いのか、映る画像が、それはそれはひどいのです。色々な装置を試してみても、やっぱり良くない。で、また新たに装置を買った夫に、「どうせ、また役に立たないんだから、そんな無駄金使うな」と言ったら、返ってきたのが、今日の表現と言うわけです。これはまあ、私だったら「ク~!」と歯を剥いて、怒りを表現するってなとこですかね~。まあ、そんなことは、いっくら私でも他人にはしませんが。

 で、英語には(少なくともアメリカ英語には)、こういった表現が多くあります。つまり、言葉が大げさなんですね。もちろん、本気じゃないんです。でも、冗談交じりで、こういう表現を使うのです。”I will kill you!"なんて表現も、さらっと出てきます。直訳すれば「私はあなたを殺します!」ってなもんですが、大抵の場合は、「仕返ししてやるから!」とか、「黙れ!」ってなもんですかね。これは、習慣とか文化の違いであって、これを真に受ける必要はありません。(よっぽどの場合じゃない限りね。マジで相手が言ってるのなら、当ブログは、その対処方法に責任は持てません!!!)なんで、今日の表現も、失礼な事を言う私に、「うるっせい!人のやることにケチつけるな!せっかく金使ったんだから」ってのが、下地の言葉でしょうね。

 でもって、もうちょっと文法を説明すると(今日はとっても親切な私)、"make (人) 動詞”で、「人に~させる」ってな意味になります。今日のお題の場合だと、taserってのは、テイザー銃のことですが、ここでは名詞ではなく、動詞として使われています。「する」というとっても優れもの動詞がある日本語ではありえないのですが、英語ではこうして、名詞がそのまま動詞として使われることが多々あります。英語のいい所でもあり、難しい所でもありますね。英語は、日本語から考えられないほど、柔軟です。

 私が思うに、英語が他のヨーロッパ言語に比べて、文法が単純なのは、1066年の「ノルマン征服」の為です。フランスがイギリスを征服し、イギリスでも王様とか上流階級の人々が、フランス語を話していた時代があって、その前と後では、言語が全く違うんですね。元々、英語ってのは、ドイツ語のとある方言だったんです。ゲルマン人が現在のイギリスを征服し、ドイツ語を話す人達がそこに住み、話されていた言葉ってのが、古代英語なんです。だから、ドイツ語と英語は、似てます。ドイツ人が英語が上手なのは、当たり前なんです。でもって、ノルマン征服で、フランス人がやって来て、また言語の大革命が起こり、それまでたくさんあった動詞の活用は、たった3つになったんです。それが、現在、過去、過去分詞です。皆さん、英語の動詞の活用を覚えるのは大変だと思うかもしれませんが、古代英語に比べたら、全然単純なんですよ。試しに、他のヨーロッパ言語を勉強してみてください。嫌になるほど、動詞の活用複雑ですから。ついでに、冠詞とか、代名詞とかも他の言語はもっと複雑ですね。私、アメリカの大学で言語学専攻してますから、こういうのは詳しいんです!

 話しがかなり逸れちゃいましたが、まあ、こんな背景があるので、英語は柔軟って訳ですね。だから、名詞をそのまま動詞で使っちゃうんです。外国語を受け入れるのに、綴りとかそのまま取り入れる場合が多いので、(英語化せずに、そのまま使っちゃうというわけですね)、英語の綴りは統一されていないから、外国人にとっては痛いところですね。

 かんなり話しが逸れてますが、これで、”Don't make me taser you!"編は終了です。


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2013年1月6日日曜日

You crack me up!

「笑わせてくれるぜ!」

 ”Crack me up"ってのは、「大笑いさせる」とか、「超ウケル!」てな意味です。Crackだけだと動詞では、「ひびが入る」、「パチンと割れる」なんて意味なんですが、今日の表現のように”Crack (人)  up"になると、「(人)をゲラゲラ笑わせる」ってな意味になるんですね。今朝、会社に行くのに、やっと起き上がった夫が言った言葉です。なんで私が夫を「ゲラゲラ笑わせた」かと言うと、ムックリ起き上がって、私が何年か前に買ってあげた(確かクリスマスプレゼントと記憶する)ガウンを夫が着出したので、「チャララララ~ン」と、「ゴッドファーザー」のテーマ曲を歌ってあげたからなんです。夫がそのガウンを着ると、「ゴッドファーザー」ってな雰囲気でね~。マフィアの貫禄有り。それが可笑しかったのか、今日の表現が返ってきました!

 他の例をもう一つご紹介すると、私がFacebookに「フルーツケーキ大好き!」と投稿した時に、友人が”You're cracking me up!"とコメントされました。アメリカ人は、なんとフルーツケーキが「大嫌い」なんです!これは食わず嫌いだと私は思うんですが、とにかくアメリカ社会には、「フルーツケーキは気味悪い!」ってイメージが定着しているんです。これは、クリスマスのプレゼントとしてたらい回しにされて、何年も前の物を、また贈り返されるってな事があるイメージがあるらしいのです。で、更にひどいことには、フルーツケーキを飛ばして、その距離を競い合うコンテストまであるのです!私は、このアメリカ人の食わず嫌いは、フルーツケーキに対する侮辱だと思うのです!フルーツケーキは美味しいです!ただ単にイメージだけで、気味悪がって、投げ飛ばすなんて、罰が当たるというものです!で、試しにこれまた食わず嫌いだった夫にスーパーで買ったフルーツケーキを食べさせたところ、「ウマイ!」と大感動。ほらね、やっぱ食わず嫌いなんじゃんと、私は鼻高々になりました。で、そのフルーツケーキを食べながらFacebookをしていた時、ふとこの意見を世界に問おうと思いつき、「フルーツケーキ大好き!フルーツケーキを嫌いな奴は、一回も食べた事が無いはず!」とまず投稿し、それでも気が済まなかったので、自分の投稿に「いいね!」をしてから、「Twizzlersは好きなのに、なんでフルーツケーキは嫌いなのよ~!!」と、私が普段思ってたことを、ぶちまけました!だってね~、「フルーツケーキの中の緑や赤の物体が気味悪い」というのなら、(実際にテレビでそういうコメントを聞きました)、Twizzlersなんて食べられるわけがありません!(因みにTwizzlersってのは、こんな物)で、この私の爆発を、ケラケラと笑った友人も、同じ表現を使ったというわけです。彼女は、このアメリカ最大の矛盾に気付いた一人のはず。アメリカの世のためになれたので(?)、少々、気が済みました。


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