2010年12月29日水曜日

I will shave your head!

「頭を剃ってやる!」

 先日、Chris Rockの「Good Hair」という映画を見ました。これは映画と言うより、ドキュメントで、アフリカ系アメリカ人女性の「髪の毛」に対する執念を、レポートしたものです。黒人の髪の毛は、縮れている場合が多く、彼女達の憧れは、ストレートで、なびく長い髪。それで、私としては信じられないのですが、かなりのお金をかけているのです!2歳でストレートパーマをかけたり(それが強力に人体に悪いケミカルなんだそうです)、「ウィー」と言って、かつらのような付け毛を着けているらしいのです。その「ウィー」のお値段が、「千ドルから三千五百ドル」とか、中には五千ドルもするらしいのです!え~!そんな、私の車より高いじゃん!それが、セレバティーとかのお金持ちだけじゃなく、「普通の人」もやっているというのです!インタビューでは、「教師」がお客さんにいて、Chris Rockが、「ちょっと待って。教師の給料なんて、ただみたいなもんじゃない」と驚いていました。そこで、彼が、黒人男性が集まる床屋に行き、「奥さんの髪の毛に触れる?」と聞くと、大抵の男性は、恥ずかしそうにうつむきながら、「そんな恐ろしいことは、できない」と告白するのです!皆さん、黒人女性の髪の毛に触るのは、辞めましょう。
 さて、そんな「ウィー」、どこからやってくるかと言うと、なんと「インド」からなんだそうです。インドでは、寺に「髪の毛を寄付する」事が、修行の一つらしく、多くの女性は一生のうち、何回か、頭をまるで坊主のように剃って、髪の毛を奉納するのだそうです。しかし!これを、寺がどうしているかと言うと、本人の許可も無く、この「ウィー製造業者」に売っているというのです!!ゆ、許せん!信者の純粋な信仰心を、金儲けのために利用するなんて!!どこの世界にも、こういう悪坊主がいるのです!!そんなら、その寺の前に行って、全ての女性に、真実を訴えたい!
 と、相変わらず熱い私ですが、私の夫は、私の髪をなでなでし、「これで、随分金儲けができそうだ」と、ほくそえむのです!辞めろ~!本当かどうか、分かりませんが、インドでは、眠っている女性の髪を剃ってしまうとか。そんな恐ろしい!それで、今日の表現を寝る前に言う夫に、「これからは、鍵付きのヘルメットを被って寝ます」と、私は言いました。

下に「Good Hair」のホームページをリンクしました。ビデオ付きです。結構笑えます!


http://www.goodhairdvd.com/ ← 今すぐ、クリック!!

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2010年12月27日月曜日

Live with that!

「これで我慢おし!」

 ある寒い、さむ~い日、車を修理屋に出した夫は、私の車を乗り回していました。さて、私の退社時間になり、夫に電話すると、すぐに迎えに来てくれるとの事。こういう寒い日は、迎えに来てくれる人がいるというのは、とても心が暖かくなるものです。既に修理が終了していたのか、夫の車で登場しました。その日は、クリスマス前だったので、バーゲンをしている店が多く、夫は30%オフのクーポンが郵便で送られていたこともあって、Kohl'sに行きたいとの事。それで、早速Kohl'sに向いました。そこで、夫は延々と服選びに時間をかけ、(私はこの日、自分の為には何も買いませんでした)、これでもか、これでもかと、シャツやズボンを選んでは、試着室に消えていきます。そこで、ふと上等そうな男性用コートを発見。クリスマスプレゼントにいいかもと思い、一番前にあったのを夫の所に持って行き、「これ、クリスマス用に買ってあげたら、来てくれる?」と聞いたら、「なかなかいいコートじゃん」と、すぐに試着してくれました。たまたま拾い上げたサイズだったのですが、これが、丁度夫のサイズ!さすがね~、妻は偉大ね~と、自我自賛気味の私は、それを購入することにしました。それは、既に50%オフになっていて、その上で特別30%オフクーポンを使って、合計で65パーセントの割引!さすが、バーゲンハンターと、私は、上機嫌でした。その後、私の車が駐車してある車修理屋の駐車場に行き、「私がここから脱出できるのを確かめてから、出発してね」と念を押して、私は車の中に入りました。そしたら!なんと、エンジンがかからない!!そうです。夫は氷点下の中、私の車のライトをつけっ放しにして、何時間も放置しておいたのです!!あ~、また恩を仇で返す奴!まあ、もちろん、すぐにジャンプケーブルでバッテリー生き帰してくれたけどね~。
 まあ、こんなそんなで、一旦バッテリーが切れた私の車は、全て「ゼロ」に戻り、時計が狂ってしまいました。それをしばらくそのままにしておいたのですが、昨日、夫と一緒に車に乗っている時、「あ、この時計、狂ってるからね。誰かさんが、寒空のした、電気つけっ放しにしたからさ~」と、嫌味千パーセントくらい込めて言うと、運転しながら時間を直し始めた夫!「あ~、そんな危ないことはやめてよね。そんなの後でいいから」と私が言うと、後2分のところまで直した夫が言ったのが、今日の一言。私は、2分くらい時計を進めておくのは好きなので、それはかえって良かったのですが、それにしても、相変わらずドラマチックな表現の夫です。

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2010年12月23日木曜日

Thank you for being nice

「礼儀正しくしてくれて、ありがとう」

 今日は、お葬式に行ってきました。夫の父方の祖父が亡くなったのです。カトリック教の教会はとても美しく、大きな祭壇が中央にあり、その上にはステンドグラスの窓が、そして横には大きな「聖母マリア」や「キリスト」や、その教会の名前の由来となったのであろうカトリック教の聖人の像がありました。祭壇の上の天井は丸くなっていて、神父さんの声がやたらとエコーがかかって、マイクも使っていないのに、大きくはっきり聞こえました。音響効果は、抜群ですね。大きな教会で、意外に明るく、私としては、息苦しくなかったのが、良かったです。
 白いロープを着た神父さんが、水とワインが入ったカップを持ち上げ、「これで罪が償われ、死から解放されました」などと、色々象徴めいたお祈りをしていました。たまに全員起立したり、座ったり、そして膝まづいたりと、決して居眠りなどできません。水かワインかよく分かりませんが、なにやら液体を、前に来た希望者にちょちょいとかけたり(人が前にいたので、実際は何をやっていたのか、よく分かりません)、銀色の壷に入った御香の煙を、棺の上にふらふらと揺らせながら、振りまいたりしていました。やはり、やたらと儀式的なことが多いなあと思いました。

 カトリックの葬式は2時間くらいかかると聞いていたのですが、意外と1時間以内で終了し、その後、墓地に向かいました。私はてっきり自分達の車で行くと思っていたので、マフラーを車の中に置いてきてしまったのですが、夫は「ファミリー用の車で行くから」と言い、なんと私と夫と、夫のいとこと彼の母は、葬式会社の黒いリムジンに乗って、墓地まで行きました。それも、私達の車は、棺が入った車のすぐ後ろ。他にもっと近しい人達が後ろにいるのに、嫁の私がこんなに先頭にいていいのかしらね、と思いました。2台ほど、バイクに乗った警官のような人達が、ある時は先頭で誘導し、ある時は他の車を止めたりと、なんだか私達が、VIPにでもなったような雰囲気。あの人達は、本当に警官だったのかしらね~。でも、霊柩車の誘導に、警察が出てくるものですかね?私達が乗ったリムジンは、ずーっとハザードをピッカ、ピッカと出してるし。それが習慣なんでしょうね。
 でもってですね、私の夫の祖父は、朝鮮戦争に行った事があるらしく、一度でも軍人をやっていると、ミリタリーの正式のお葬式ができるそうなんです。なので、墓地に行くと、ミリタリーの制服を着た軍人さんが5人ほど、直立不動で、待っていました。この冬空の下、コートも着ずに寒いでしょうにね~と、私は思いました。でも彼らは、ピクリとも動きませんでしたよ。さすが、訓練受けているんですね。ここで、テントの下に棺を置き、その周りに遺族が集まり、神父さんが最後のお祈りをした後、二人の軍人さんが、棺の上にかけてあった、アメリカの星条旗を丁寧に折りたたみました。アメリカで星条旗というのは、随分、ほとんど神格化された存在で、決して粗末に扱ってはいけないものなのです。それで、この旗をたたむのも一つの儀式で、きちんと白い手袋をした男性が両端から作法に則って折っていきます。きちんと「折り方」があるのです。そして三角に折った星条旗は、遺族に手渡されました。その後、少し離れた所で直立不動の軍人さんたちが、一人ずつ、鉄砲を撃ち放しました。こんな感じで、全て終了です。私は棺を地下に埋めるんだと思っていましたが、それは、遺族が帰ってから行なわれるんだそうです。後で夫の母が言っていたのですが、南部では、全て棺の埋葬が行なわれてから、遺族が集まると言い、夫は、ユダヤ教では、遺族の前で棺を埋め、土を被せると言っていました。アメリカでも、地方や宗教によって違うようですね。しかし、自分の目の前で親が埋められるのは、やはり見るに耐えられないものかもしれません。
 この後しばらく、親戚に挨拶をし、また教会まで戻って、私の車に乗り、家まで帰りました。その家路に向かう車の中で夫が言ったのが、今日の一言です。

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2010年12月17日金曜日

Naughty or Nice?

「悪い子、それとも良い子?」

 クリスマス前になると毎年、我社の我が部門では、クリスマスプレゼントの交換会をして、その後、レストランに行って(大抵イタリアン)、ランチを食べて解散!になるのですが、今年は今日がその日でした。オフィスのデスクには、私が出社した時は、既に3つほどプレゼントが載っていて、その中の一つに添えられていたカードにあった言葉が、今日の一言です。そのカードの差出人は、グラフィックデザイナーの一人。さすがプロです。自分でデザインしたカードだったのですが、彼女の二人の子供達が、「イーッ」と歯をむき出して、睨み付けている写真の下には"Naughty"が、そしてカードをひっくり返すと天使のような笑顔の二人の下に"or Nice?"とあります。その言葉の間には、"Depends on the Day!" (日による!)の一言が。母親の素直な感想なんでしょうが、とてもクリエイティブだと思いませんか?写真も白黒で、さすがプロのやることは違うなと、感心しました。

 ランチは、会社から車で10分くらいの、おしゃれなイタリアンレストランで。私が「サーモンと、マッシュルームのリゾットにする」と言ったら、皆、そのメニューに急に興味を持ち出し、他3人が同じ物をオーダーしてました。それでですね、私にはドイツ人の同僚がいるのですが(彼女もデザイナーです)、食にうるさい彼女、出て来たサーモンを「焦げてる」と言って付き返し、次に来たのは、「中が生」と言って、また付き返し、三度目でやっと「よろしい」と言って、完食しました。う~ん、なんだかヨーロッパ人の小うるささを見た気が。アメリカ人だと、ここまでうるさい人は、あまりいないと思います。

 こうして、いつもより早く帰宅したので、早いうちに犬のボジョの散歩に行こうと、車に乗って、公園まで行きました。そしたらですね、その公園の横は、小さな農場になっているのか、「馬」がいるんですね。で、普段は柵の「向こう側」にいるので、「あ~、馬がいる」と言いながらも、安心して観察できるのですが、今日はなんと、柵を越えてやってきたのか、一般の公園の中に馬が3頭も、のっそーり、いたのです!少々、びっくりしました。私達(私と犬のボジョ)を見つけたその馬達は、友達でも見つけたかのように、笑顔で(と思います)ゆっくりと私達の方にやってきたので、ボジョがどんな反応を起こすか分からなかった私は、方向転換をして、馬が見えない方に行きました。でも、どうなんですかね~。あの馬達、ボジョがいなかったら、私に頭なでなでさせてくれたでしょうかね~。まさか、人間の私を蹴り倒すなんてこと、しないですよね?う~ん、それにしても、不思議な光景でした。また、見たいです。

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2010年12月15日水曜日

Winterize your home

「家の冬支度をせよ」

 今朝、ニュースのTodayで出て来た言葉です。寒い冬を温かく過ごす為に、アメリカでは色々な小道具があります。例えば、家の隙間に貼るテープとか。普通のテープじゃなくて、それ用のがあるんです。そしたら、隙間風が入ることも無く、暖房代が浮くと言うものです。私がアメリカに来て、こういった形態のもので一番驚いたのが、窓に貼るビニールシートです。窓枠にビニールシートを貼ると、窓ガラスを伝う冷たい空気をシャットアウトできるのです。これも専用のが売ってます。まあ、そういったことをして、「家の冬支度をしましょう」と言っていたのです。

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2010年12月11日土曜日

We are not related

「血は繋がっていません」

 以前にもご紹介した「The Best Thing I ever Ate」に登場したシェフの一人が言った言葉です。彼はユダヤ系アメリカ人で、クリスマスを祝わずにユダヤ教の年末のお祭りである「ハヌカ」を祝うのか、クリスマスイブには、毎年近所の「中華料理店」に行って、「北京ダック」を食べるのが習慣になっていたそうです。そこでこの番組用に、彼の弟と一緒にその中華料理店に行って、おいしそうに北京ダックを食べていたのですが、なんと弟はあまり中華が好きじゃないようで、その北京ダックも、「う、食べたくない」と申しておりました。兄弟でもあまりにも好みが違う弟を見て、シェフが言ったのが、今日の一言。思わず「プッ」と噴き出してしまった一言でした。

 ところで皆さん、「ダービン家 地球を行く」を久しぶりに更新しました!今回はカンザスシティーにある「ケースパーク」という公園で、そこには、「ルイス&クラーク」の銅像があります。歴史いっぱいの記事に仕上げたので、ぜひ読んでください!「ダービン家 地球を行く」は、右のコラムにあります。

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2010年12月6日月曜日

He banged the door like police!

「警察のように、ドアを叩いていた!」

 のは、もちろん我が家の愛犬ボジョです。ボジョが裏庭にいたままだったのですが、「まあ、ダーリン家にいるし、大丈夫でしょう」と、私は仕事に出かけました。もちろん、家の中に入りたかったボジョは、いつものように、私がドアを開けないので、「バンバンバン!」と有無を言わせぬ強引さで、ドアを叩いていたというわけです。さすがの夫もベッドから起き上がり、ドアを開けてあげたと申しておりました。

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2010年12月1日水曜日

I am proud of him for his choice in a mate

「伴侶の選び方を知っていた彼を、誇りに思う」

 今日、仕事から家に帰ると、郵便受けに一枚、はがきが入っていました。「あら、珍しい。いつもはもっと一杯あるのに」と思いながら、そのはがきを見ると、なんと感謝祭に招待した夫の叔母から、私宛てに送られたものだったのです。先日私達が開いたサンクスギビングデーのパーティーが、よほど楽しかったらしく、私に(甥である夫じゃなくて!)お礼の手紙を書いてくれたのです!それも、こんなに味わい深い言葉付きで、感動しました!夫の伴侶の選択が正しかったと、叔母さんに思ってもらえるのは、私にとって、とっても嬉しいことです。

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