2008年12月27日土曜日

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「本、出版しなよ」

 私は現在4日間のクリスマス休暇中です。木曜日が祝日のクリスマスで(アメリカではクリスマスは国の祝日です。アメリカ人に「日本ではクリスマスは祝日じゃない」と言うと、「まあ、なんてひどい!」と言われること多々です)、金曜日が週末の間にあるので、今年は、うちの会社ではお休みになりました。なもんで4日間連休です。この4連休を前に、私が「4日間も何しようかな~」と言うと、夫が言ったのが上の一言。実は私、自己紹介にも書いてあるんですが、学生時代に書き出し、卒業後1年くらいで書き上げた日本語の動詞の活用について書いた本があるのです。私が書いたのです!でも、まだ出版してないのです。なんでこんなに時間がかかっているかと言えば、就職して、仕事の方に忙しくて、本に時間が費やせなかったこともあるんですが、何かと障害が多く、例えば本の表紙のデザインを頼んだ会社の同僚は、ちっとも何もしてくれなかったり(2人頼んで2人とも何もやってくれなかった)、色々あるのです。でもって、どこかの既存の出版会社から出版してもらうのではなく、自分で会社を作って出版するつもりなのです。素人の私が分からないことばかりで、どうしようもないと、諦めたくなることも、多々あります。しかし、絶対しなきゃいけないことなので、頑張らねば!
 この本のタイトルは、「Speak Like Native Speakers Japanese Verb Conjugations I」と言います。つまり動詞の活用の本です。なんでこの本を書いたかと言うと、信じられないかもしれませんが、皆さん、外国人に日本語の動詞の活用を教えるとき、わざわざ違う教え方をするのです!つまり、私たちが学校で習った「五段活用」だの「上一段活用」だのを、使わないのです!嘘だと思うなら、近くの本屋に行って、外国人に教える用の本を見てください。全く違った活用の仕方が書かれているはずです。で、私は純粋に「なんで、こんなアホウな教え方してるの?」と思ったのです。外国人用の活用が、私たち日本人が知っている活用よりも簡単ならまだしも、さらに複雑なのです!でもって、私に言わせれば、間違っている!詳しいことは長くなるのでここには書きませんが、(そのうち会社のホームページ作って、そこに詳しい内容は書きたいと思います。)私個人の意見で自画自賛なんですが、本の中の"Why You Shouls Not Use Non-Native Speakers Categories" は、日本語教育の世界では、画期的なものです!(と自分では思っています。)簡単に触れると、外国人用の教え方の動詞の分け方が、間違っとる!というものです。彼らは、動詞を「う動詞」「る動詞」と分けます。つまり「う動詞」とは、五段活用のことで、ローマ字で書くと、最後が「う」になるから「う動詞」だそうです。これに対して、「いる」か「える」で終わる動詞が「る動詞」です。つまり、「上一段活用」か、「下一段活用」です。「う動詞」「る動詞」は、日本人が慣れている「五段活用」などよりは簡単に聞こえますが、ところがどっこい!です。これは、私に言わせれば、大きな間違いです。実は、ローマ字で書けば同じ綴りでも、両方の活用に当てはまるというのがいっぱいあるのです。例えば、「きる」という動詞。「切る」なら「五段活用」(外人用では「う動詞」)です。でも、「着る」なら「上一段活用」(または「る動詞」)です!つまり、この外国人用の動詞の分類では、矛盾があるのです。日本語の動詞は、「語尾」によって分けられるものではなく、「どのように変格するか」によって、分けられるべきなのです!私が見つけた中でも、このようにローマ字で書くと同じ綴りでも「五段活用」と「上一段活用」または「下一段活用」両方あるという組み合わせが、なんと20組あるのです!今の外国人に日本語を教えている教師達は、これを「例外」としているのです。「なんといい加減な!」と、私は頭にきてるのです。その頭のきようと言ったら、半端じゃなく、本まで書いてしまったほどなんです!とまあ、長々書いてしまいましたが、こういった訳で、夫が「この4連休、本を出版するために頑張ったら?」と言ったのが、今日の一言です。