「それはどうも、ご親切に」
今日、人がうちに来る予定だったので、いつもより早く帰ろうとしていた私。ちょうど事務所を去ろうとしている時に、同僚が私のオフィスにやってきました。「もう帰るの?今から外にタバコ吸いに行こうと思ってて、後でドアを開けてもらいたかったんだけど」と言います。私たちの会社は、ドア全てに鍵がかかっているので、いつも受付にいる秘書さんが帰ると、外から事務所に入るのが困難になるのです。本当はすぐに帰りたかったのですが、仕方がないので、「じゃあ、待ってるわ」と言うと、彼女が言ったのが、上の一言。彼女はとても意外そうな顔をしていました。私が思うに、彼女は「自分を犠牲にしてまでも、他人のために何かをする」というタイプではないので、私がわざわざ、彼女のために待っていたという行為は、とても親切に思えたようです。なんとなく日米の違いを見た思いがしました。