2008年5月4日日曜日

The siren was going off

「サイレンが鳴っていた」

今回は、私の同僚の登場です。

先週の木曜日、カンザスシティー一帯を襲ったトルネードこと竜巻は、雹と時速130キロの風と共に過ぎ去っていきました。私の家から10キロほどの所では、竜巻がタッチダウンし、崩壊した家の家主が「家が持ち上がるのを感じた」と言っているのをテレビのニュースで見ました。「妻と子供はその時、家にいなかったのですが、彼らが家にいなくて良かったと思ったのは初めてです。こんな怖い思いを妻と子供たちがしなくて本当に良かった。家の中にいたのが自分だけで良かった。こんな怖い思いは誰もするべきじゃない」と語る彼の目には、涙が光っていました。この家の他にも、市内のあちこちで被害があり、翌日町を車で走っているときに、地面に垂れ下がった電線と風でなぎ倒された電柱の復旧作業にあたっている人たちをたくさん見ました。日本ではほとんど起こらない竜巻ですが、アメリカ中西部ではよく起こります。今後、このような被害が起こらないことを祈ります。