「池があると、蚊が寄って来る」
夫の今年の課題の一つが、「裏庭の塀を、修理する」でした。向かって左側は、去年、修理したのですが、右側がまだ古いままで、そのフェンスを新しくしたいのです。夫はこれまで何度か、"Retaining Wall" といって、土が落ちてこないように、地面を補強する壁を作りたいと、犬の散歩ごとに話していました。
「ほら、あの家の庭を見てごらん。駐車場の隣に石が積み上げてあるだろう。あれが "Retaining Wall"だよ。」
と、ことあるごとに私に説明し、彼がそのように私たちの家の庭を改造したい、と申していたのです。
最近になって、壁の修復を本気になってやるつもりになってきました。私たちの裏庭の右側には溝があり、その先に隣の家の境界線であるフェンスがあるのですが、彼はそこにこの「補強壁」を作りたいと言いました。私は、彼がこれまでさんざん、「ちょっと、盛り上がった土地を補強するための壁」として、Retaining Wallのことを説明していたので、私はてっきり、その溝の内側に壁を作りたいのだと思っていながら、彼のプロジェクトの説明を聞いていると、なんだか、そこにプールでも作るように聞こえたのです。そこで、「じゃあ、そこに池でも作ったら?」と言ったら、返ってきたのが、今日の一言です。私は池が庭にあるのは好きなのですが、確かに水があると蚊が寄って来るのは、事実です。なので、この言葉には納得なのですが、でも、彼が本当にしたかったことは、プールのように溝をセメントで固めてしまうのではなく、塀の下をセメントで固めて、塀が倒れないようにしたい、と言っていたのです。
「それならそ~と、もちっと簡単に、日本人妻に説明してよね」と、私は思ったのでした。
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