2012年5月14日月曜日

It was so naive!

「世間知らずも、いいところ!」

昨日は、「母の日」でした。アメリカでも日本と同じ第二日曜日が母の日で、一大決心した私は、我が家の裏庭でピクニックを決行!昨日は、料理にてんてこ舞いでした。集合時間の六時になっても料理が終わってない私に、「大丈夫、みんな予定時間には来ないから」という夫。でもって、「自分が子供の時は、大人たちが時間になっても現れないのが、信じられなくってさ~。『何で来ないの?』って思ったものだよ。でも大人になって、遅れるからっていって、わざわざ電話したりしないって事がわかってさ。あ~、なんて世間知らずだったんだろうね」と言ってました。

ところで皆さん、この"naive"、英語の意味は、日本語の意味とかなり違うって、知ってました?日本語の「ナイーブ」ってのは、「純粋で傷つきやすい」ってイメージがありますが、英語で"naive"っていうと、「未経験で、何もわかっていない」とか、今回の訳のように「世間知らずな」といった、どちらかと言うとネガティブなイメージがあります。「あんまり知的じゃない」ってな感じですかね。

この言葉を昨日夫が言ったのを聞いて、「これはブログ入り!」と記憶に留めたその夜、私の最近のお気に入りのドラマ「The Firm」でも、"It is naive!"と言ってました。ここで私が思ったのはですね、主語が“It"であることなんですね。夫も、テレビドラも"It"を使っている。"I"とか(夫の場合)、"You"とか(テレビドラマの場合)じゃなくて、"It"。私だったら、とっさに使うとしたら、“I was naive"といってしまいそうだと思ったのです。多分、人間を主語にしても使えるんでしょうが、もしそうだとしたら、「私という人間は、世間知らずだった」と、自分という人間を定義づけることになり、"It"を主語にすれば、「人格じゃなくて、その行為が世間知らずだった」という意味になると思います。その辺の違いを、この短い文から学びました。


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