「戻りますから」
今朝、地下の部屋に行くと、なんだか水が流れる音がします。きっと裏庭の水道の蛇口を閉め忘れたんだろうと思い、ガレージを通って外に出ようとすると、外に出るまでもなく、水音の原因がわかりました。なんと、壁から滝のようにジャンジャカ水が流れているのです!キャー、こりゃ大変!と慌てて夫に電話をすると、夫は開口一番、「今仕事中なんだけど、何?」と言います。えー、まあ、仕事中なのはわかってたけど、こっちだって非常事態なんだからと、状況を説明すると、「水道の元栓を閉めよ」との指示。しかし、私は水道の元栓がどこにあるかさえ知りません。
「ガレージの角のメーターにある。」
ガレージの角のメーターとは何か?普段100パーセント、こういうことに関しては夫に頼り切りな私ながら、何とか発見し、バルブを閉めたら、何とか水が止まりました。そういえば、ここ2日ほど、シャワーのお湯がぬるいなあと思っていたところ。きっと、ここでお湯が漏れていたので、シャワーの湯がぬるかったのねと、納得。しかし、このままじゃあ、水が使えない。しばらくすると、また夫から電話がかかってきました。
「友人のゲーリーに電話したから、もうすぐ来るはず。」
なんでも彼は優秀な水道管修理屋らしい。夫の話通り、しばらくしたら、大男が、我が家の玄関のドアを叩いていました。ボジョは彼に向かって噛み付かんばかりに吼えるので、「ごめんなさい。犬は大丈夫?」と聞くと、「自分は大丈夫だけど、犬が大丈夫かはわからない」と言いました。こんなマッチョでドスのきいた声で話す大男が「いや~、犬はどうも怖くて」などというわけないか、と思いました。この大男ゲーリーをガレージに通し、「ここから水が出てる」というと、しばらくそこら辺を捜査し、「この壁を壊す必要がある」と言いました。まあ、そりゃそうでしょ。水道管は壁の中を通っているんだからね~と、彼の好きなように仕事をしてもらい、私はさっさと二階に上がりました。しかし、下にいる彼が、"Son of a bitch!"等と叫んでいる声や、壁を壊している音が聞こえてきました。そしてしばらくすると、家に戻って何か取ってこなきゃいけないのか、"I will be back"と、まるでアーノルド・シュワルツネッガーのような台詞を吐いて、去っていきました。う~ん、迫力ある。この大男ゲーリーのおかげで、我が家の安全は保たれ、水道管は、無事修理されました。
にほんブログ村