2010年8月28日土曜日

I will be back

「戻りますから」

 今朝、地下の部屋に行くと、なんだか水が流れる音がします。きっと裏庭の水道の蛇口を閉め忘れたんだろうと思い、ガレージを通って外に出ようとすると、外に出るまでもなく、水音の原因がわかりました。なんと、壁から滝のようにジャンジャカ水が流れているのです!キャー、こりゃ大変!と慌てて夫に電話をすると、夫は開口一番、「今仕事中なんだけど、何?」と言います。えー、まあ、仕事中なのはわかってたけど、こっちだって非常事態なんだからと、状況を説明すると、「水道の元栓を閉めよ」との指示。しかし、私は水道の元栓がどこにあるかさえ知りません。
「ガレージの角のメーターにある。」
ガレージの角のメーターとは何か?普段100パーセント、こういうことに関しては夫に頼り切りな私ながら、何とか発見し、バルブを閉めたら、何とか水が止まりました。そういえば、ここ2日ほど、シャワーのお湯がぬるいなあと思っていたところ。きっと、ここでお湯が漏れていたので、シャワーの湯がぬるかったのねと、納得。しかし、このままじゃあ、水が使えない。しばらくすると、また夫から電話がかかってきました。
「友人のゲーリーに電話したから、もうすぐ来るはず。」
なんでも彼は優秀な水道管修理屋らしい。夫の話通り、しばらくしたら、大男が、我が家の玄関のドアを叩いていました。ボジョは彼に向かって噛み付かんばかりに吼えるので、「ごめんなさい。犬は大丈夫?」と聞くと、「自分は大丈夫だけど、犬が大丈夫かはわからない」と言いました。こんなマッチョでドスのきいた声で話す大男が「いや~、犬はどうも怖くて」などというわけないか、と思いました。この大男ゲーリーをガレージに通し、「ここから水が出てる」というと、しばらくそこら辺を捜査し、「この壁を壊す必要がある」と言いました。まあ、そりゃそうでしょ。水道管は壁の中を通っているんだからね~と、彼の好きなように仕事をしてもらい、私はさっさと二階に上がりました。しかし、下にいる彼が、"Son of a bitch!"等と叫んでいる声や、壁を壊している音が聞こえてきました。そしてしばらくすると、家に戻って何か取ってこなきゃいけないのか、"I will be back"と、まるでアーノルド・シュワルツネッガーのような台詞を吐いて、去っていきました。う~ん、迫力ある。この大男ゲーリーのおかげで、我が家の安全は保たれ、水道管は、無事修理されました。

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2010年8月27日金曜日

I missed my window there

「絶好のチャンスを逃した」

少々前のことですが、ダウンタウンにある駐車場から道に出る時、その瞬間は道が開いていたのですが、右の方を見ると、すぐに車が続いています。そこで止まらずに、突き進んでいれば、脱出できたのに、ほんの少し待ってしまったため、右から来た車の列が通り過ぎるまで、そこを動くことができず、夫が言ったのが、今日の表現です。この場合の“Window"とは、"Windor of opportunity"で、「今行動を取らなければいけないという瞬間」といった感じです。

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2010年8月18日水曜日

My Formerly Hot Life

「元セクシー女のアラフォー生活」

 先日、朝のニュース「Today」を見ていると、
「37歳くらいから40代前半の年代を、なんと言いますか?この年代は、キャピキャピの20代でもなければ、『年寄り』と言われる年代でもありません。まだまだ若さをエンジョイできる年代。この年代を表す新語ができました。それは、"Formerly"です!」
と言ってるじゃありませんか!「へ!それこそ、『アラフォー』にピッタリの英語!」と、私は小躍りしました!私の裏ブログ"What a Japanese Wife Said" (と言っても、廃盤化してしまったんですけどね...ど~も時間が無くて、といつもの言い訳)で、「私が日本にいた時は存在しなかった日本語」として、「アラフォー」を、イングリッシュ・スピーカーに紹介しています。(驚いたことに、結構このブログ、外人に人気だったのよね~。)
 ところで、今日の表現は、そのニュースで紹介されていた、最近人気の本の題名です。"Formerly"とは、「以前は」とか、「かつては」という意味です。この著者は、"Formerly Hot"と言っているので、「昔はセクシーだったんだけどね~」といった感じで本を書いてるんだと思います。でもって、"Formerly"を名詞として使ってるんですね。「アラフォー達」と複数にするのに、"Formerlies"と言ってます。完全に名詞化です。著者のブログを見つけたので、リンクしときました。今日のタイトルをクリックしてください!
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2010年8月15日日曜日

It wasn't totally wrong

「満更、間違いでもなかったか」

 ある日、夫が会合への招待状を作り、私にそれを読んでほしいと言いました。彼が書いた文章の中に、"S"で終わる単語の後ろに、所有格の"S"が付いていました。それで私が、「この"S"、要らないわ。単語が"S"で終わっている場合は、その後の『アポストロフィーS』は必要ないのよ」と言うと、「そんなことはない!絶対必要だ!」と言い張ります。そこで、インターネットで所有格のSについて調べると、まあ要するに、「人によって違う」ということです。ある人は、「Jamesのもの」という時に、

James'

と書き、またとある人は、

James's

と書くというのです。私はアメリカの大学で言語学を専攻しましたが、そこでは「Sで終わる単語には、さらにSをつけない」と習いました。なので、それが正しいとばかり思っていましたが、どうやら、普通のアメリカ人の感覚とは少々違う様子。ネーティブとは、言語をこうして「文法」から学ばないので、「教科書に書かれた文法」と違うことがまかり通っていることが、よくあります。(これは、どの言語でも同じで、日本語でもそうですよ、皆さん!)どちらが良い、というものではなく、ただそれが事実なのです。言語は、「使われる」ことによって、ドンドン変化するものなのです。(ということも、言語学の授業で習いました。)
 まあ、それは置いといて、このルールをインターネットで確認し、私が「ほら、つけなくてもいいって、書いてあるでしょ」と私が言うと、夫が言ったのが、今日の表現。ってことは、私の言ってたこと、全く信用してなかったのね~。

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2010年8月14日土曜日

Yes, No, Maybe So

「イエス、ノー、たぶんそう」

 先日見た"America's Got Talent"では、"YouTube"を使ったオーディションをしました。普段なら、審査員の前で実際に演技した人たちだけが、テレビに出るのですが、今回は、"YouTube"で応募した人が、そのまま何万人と見ているテレビに生出演。コンセプトとしては、面白いと思うのですが、私の意見としては、やはりレベルが低いと思います。あまりパッとした人がいない。しかし、「この中で次の準決勝戦に出場するのは誰か」などと、司会者が言っているので、私が「へ?ってことは、彼らは、これまでオーディションを受けてきた人たちの準決勝戦に参加するってこと?」と夫に聞くと、何も返事がありません。そこで妻が、テレビの前に立って、「質問に答えよ!」と超ビッチぶりを発揮すると、返ってきたのが今日の表現。「イエス、ノー、たぶんそう」、つまり「よくわかんない」という意味です。面白い表現と思い、早速メモりました。それでもって、その後、夫が私に何か質問したのですが、答えが良くわからなかったので、私が"Yes, no, meybe so!"と言うと、夫は腹がよじれる程笑ってました。

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2010年8月8日日曜日

Negative Nancy

「悲観的なナンシー」

 先日、"Coal Miner's Daughter"(炭鉱夫の娘)という映画を見ました。カントリーミュージックの女王「ロレッタ・リン」の自叙伝を映画化したものです。1980年ごろの映画なんですが、ロレッタの夫役を「トミー・リー・ジョーンズ」が演じています。スクリーンに映る若いトミーは、なんだかブラッド・ピットに似ているなあと思いました。
 ところでこの映画、13歳の炭鉱夫の娘、ロレッタが、戦争帰りの男性に出会い、一年後に結婚し、気付いたら4人の子供の母親になります。そして結婚記念日に、夫は妻に「ギター」をプレゼント。それを機に、ロレッタはギターを弾き始めます。彼女の才能に最初に気付いたのは夫です。彼は、地元の酒場で彼女に歌を歌わせ、デモテープを作り、写真を撮って、ラジオ局巡りをして、彼女のレコードを流してもらいました。そして、いつの間にか、彼女の曲は全国ランキング第14位に。ナッシュビルに移り、その頃有名な歌手と一緒に仕事をするようになり、ロレッタは、スターの道を歩みます。しかし、このスターぶりに夫はついていけず、アルコホールに浸ったり、女遊びをするようになります。この辺で私が「きっと、次のシーンで彼らは離婚しているわ」と言うと、この映画を以前に見たことがあった私の夫は、「う~ん、そうじゃないと思うけどね」と言いました。
 この後、ロレッタは、薬を飲んでいます。そして私は、「あ~、きっと彼女は、ドラッグをやるようになったのね」と、またまた悲観的な意見。そして次には、ステージの上で歌詞が思い出せず、バンドのメンバーに教えてもらっている始末。彼女が正常ではないのは明らかなので、ここで私は、「きっと、彼女は脳腫瘍があるのよ!きっと、次のシーンでは死んでいるはずだわ!」とひたすら悲観的な意見を言うと、夫が「なんでそんなにNegative Nancy なの!」と言いました。
「だってね~、その方がドラマチックじゃない。映画はドラマチックじゃなきゃ!」
「彼女はただ単に、働きすぎで疲れているだけなの!」
「それじゃあ、ドラマが足りないわよ」
「いつの間に、そんなにアメリカナイズされたの!しばらく日本に送って、アメリカから解毒した方がいいね」
と言われました。
Negative Nancyとは、ただ単に語呂がいいだけで、特にナンシーさんが悲観的というわけではないと思います。

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2010年8月2日月曜日

Suck it, bitch!

「つべこべ言わずに、我慢しろ!」

 あ~も~、ゲハゲハ笑いが止まらなかった、今日の表現。夫の同僚の言葉です。夫の同僚が社内電話を受け、開口一番、今日の表現を言い、ガチャンと切った後、「さっきの誰だった?」と夫に聞いたと言うのです。相手が誰だかわからず、こんなことを言って、電話の主が会社の社長だったら、どうするつもりだったんでしょうね~。まあ、それだけ、いつも苦情ばかり受けているのかも知れませんが、あまりにもアメリカ人的だと思いませんか?ちなみに、"suck" とは、「吸い込む」とか、「すすう」とかいう意味です。"bitch" は、「ギャーギャー文句ばかりいう女」という意味です。間違っても、こんなこと、相手がわからない電話口で言ってはいけません!!

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