2009年6月17日水曜日

Translation, "Ken"

「訳、『ケン』」

 ニューヨークに着いた最初の夜、吉野家で牛丼(!)を食べた後、タイムズスクエアーをぷらぷらと散歩した私達。人ごみの中を掻き分け、あちこち見ながら歩いていると、路上のお兄さんから、「コメディーショーはいかが?あと3分で始まるよ!」と声をかけられました。「コメディーショーなんて、これぞニューヨークって感じ!」と、私達は1枚10ドルのチケットを購入し、指し示された場所に直行。暗い地下に降りると、そこにコメディークラブはありました。このコメディーショーでは、5人のコメディアンが、合計1時間半のショーを繰り広げてくれます。私達が見た一番最初のコメディアンは、ミシシッピー州の出身。お客さんの中に、同郷の人がいて、コメディアンが、「旦那さんの名前は何?」と聞くと、その女性は、「キン」と言います。その言葉にすかさず合いの手をいれたコメディアンが言ったのが、今回の一言。つまり、ミシシッピーなどの南部では、男性名“Ken”を、「キン」と発音するらしいのです。その発音の間違いを、ユーモラスに訂正しました。
 このコメディーショー、ヨーロッパ系の観光客が多く、客のほとんどは外国人でした。しかし、日本人がいない!コメディーを理解するのはかなり難しいかと思うのですが、ニューヨーク観光の良い思い出になるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?でも、私達が見た最後のコメディアンは言いました。
「あんたたち、路上でチケット買って、地下にもぐって、生きてるだけでも幸運だって思った方がいい。白バンにでも乗せられて、どっかに売り飛ばされるかもしれないよ~!」
う~ん、確かに、その可能性だってありうるかも...

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