「子供じみた仲間外れが、嫌なのよ!」
なにも、「高校」が嫌いだ!と言っているわけでは、ありません。昨日見ていたリアリティーショー「アプレンティス」は、以前にもご紹介しましたが、芸能人が2組に分かれ、それぞれのプロジェクトで、よりたくさんのチャリティー基金を集めるか、またはより良いプレゼンテーションをしたかで、勝ち負けが決まり、負けたチームから毎週一人、クビになるという番組です。この「アプレンティス」で、負け組みになった3人の女性。2人は仲良く仕事をし、一人がポツンと離れ離れになるという傾向があり、その一人組みが言った言葉です。よく、“That's high school"と言いますが、こういう時の"high school"とは、「高校」や、「高校生」そのものではなく、「高校生のような振る舞いで、仲間はずれをしたり、くだらないことで競いあったり、意地悪をしたりする」という意味です。日本語の「高校生」には、私が知っている限り、そういった意味はないと思うのですが、英語には(少なくともアメリカでは)、このような意味で使われる時があります。こういう表現を聞くたび、私はアメリカの大学で取った英作文のクラスメートを思い出します。彼女は、確か高校を卒業したばかりだったのですが、ある日、「高校の時は、なんであんなに、着る服なんかで、張り合ったりしたんだろうね~。大学に入ったら、そんなことを気にする人は誰もいないのに」と言いました。へ~、そうなんだ~、とアメリカのハイスクールには行かなかった私は思ったものですが、確かに、私の友達の中学生の娘を見ていると、いつもスカーフやアクセサリーを身にまとい、バックの中には、携帯に始まり、色々な小物が入っていて、「私は、学校で一番の人気者」と豪語する割には、やたらとやる気がない、というアメリカのティーンエージャーで、彼女を見ていると、ふ~ん、なるほど、と思うのでした。