「これで、窮地を逃れた」
「これまで、窮地に立ってたんだ。知らなかった」と、相変わらずのんびり、いい加減な自分に気付いた、今日の夫の一言。確かに昨晩、ベッドに行く前に、「明日の朝一番で、洗濯機にあるジーンズを、乾燥機に入れよ」という夫の号令を聞き、「ああ、しなきゃね。でも、絶対忘れそう」と思った私。案の定、今朝は、ワッフルを作るのに夢中で、そんなことはケロッと忘れていました。しかし夫は、ベッドから起き上がると、まず最初にランドリールームに行き、ジーンズを乾燥機に移動。さっすが~!でも、一応、「ごめんね~!」と超笑顔で、全然悪いと思っていない謝りをして、「でも、ワッフル作ったからさ~」と、ごまかそうとする私でした。そんなに悪いと思わなかったのは、まだ時間があったから、出かける時間の前に、ジーンズが乾くと思ったからなんですが、仕事に行かなきゃいけない夫は、もっと焦っていたのか、どこからか、ジーンズを探し出し、私にそれを見せながら言ったのが、今日の一言というわけです。でも、ジーンズ、夫が出かける前に、乾いたけどね~。
ところで、この"off the hook"、今回、夫が言ったのは、とってもトラディショナルな言い方で、私の英和辞典にも載ってる言い方です。しかし、現在のアメリカでは、もうちょいとヒネッた言い方があるんですね。私が良く見ているFood Networkの人気番組、「Diners, Drive-ins, and Dives」の司会役、Guy Fieriが、良く、超美味しいと思った時に、"Off the hook!"と言います。で、最初、私はこれが、不思議だったんですね。この番組は、アメリカ中のレストランに行き、その店長やシェフと話をし、料理の作り方などを紹介する番組なんですが、もちろん、Guyも味見をするんですね。そこで、「窮地を免れた!」ってのは、意味が合わないと思いませんか?でもって、アメリカのインターネットで調べてみると、"Off the hook"には、"cool"とか、「いい意味で、期待を上回る出来」といった意味があるらしいのです。これで、納得ですね。
またまた、ところでなんですが、今回、久しぶりにワッフルを土曜の朝作ったのは、バナナが真っ黒になって一本残っていたので、これの活用方法を考えていた時に、思いついたからです。丁度、パンを切らしていたので、サンドイッチ代わりになるかなとも思って。バナナは、腐る寸前が一番甘くて美味しいのですが、皮が真っ黒になったら食べる気しないですよね。でも、バナナブレッドは、古いバナナの方が良いって言うから、これをワッフルの素に入れて焼いたら、きっと美味しいだろうと、思ったのです。これが、大当たり!いつもより、かなりリッチなワッフルになって、これからは、必ずバナナを入れようと思いました。
それでもって、たまたま昨日の夜、「チキンの丸焼き」なんてものに、挑戦したんですね。本当は、クリスマスにしようと思っていたチキンの丸焼きなんですが、クリスマスの前日、風邪を引いてしまい、そんな気力も体力も無かったので、クリスマスは、簡単に出来る、味付きのサーモンを、オーブンで焼きました。なので、昨日の夜、「あ~、早くチキンを調理しなきゃ、駄目になっちゃう!」と決意して、キッチンで一人、せっせと精を出して、「シトラスとガーリック風味のチキンの丸焼き」を作りました!それが冷蔵庫に眠っていたので、「お!こりゃ、ソールフードの代表格、『チキン&ワッフル」が出来るではないか!」ということに気付き、初めて、「チキン&ワッフル」に挑戦しました!普通は、フライドチキンを使うらしいのですが、そんなことは、どうでもよい事で、この丸焼きチキンを切り、ワッフルに挟んで、夫のお弁当に持たせました。で、私は同じ物を、朝食に食べたのですが、これまた、"Off the hook!"なのです。(これはもちろん、ガイの言い方のほうね。)
とまあ、いろんな発見をした朝でした。
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