「彼女は、頑固娘」
私がいつも楽しみにしているリアリティーショーの一つ「Biggest Loser」。超肥満の方たちが減量し、一番痩せた人が勝ち!という番組です。私が「Biggest Loserが好き!」と言うと、大抵の人は「えっ、おデブさんの番組でしょ」と、非難の声を上げるものですが、ところがどっこい!この番組はとても「感動!」するのです。ほとんど、「スポーツど根性」的なのです。なんせ、中には元の体重の50パーセント以上も減らす人もいるのです!これを、たったの一年でやりきるのです。これが簡単なわけがありません。食事制限はもちろん、毎日、朝から晩まで、ランニングや筋力トレーニングなど、皆さん、涙を流しながら、励むのです。それでもって、一番感動するのが、彼らの変化振り。痩せることは、ただ単に「きれいになる」だけでなく、「健康になる」「長生きする」といったことなのです。今まで、デブだ、デブだ、と馬鹿にされ続けてきた人たちが、モデルのようにきれいになったり、マラソンに挑戦し、完走したり、今まで太っているが故の病気のため、飲み続けてきた薬が必要なくなったりするのです!これが感動でないわけがありません。私も涙、涙の時があります。
さてさて、このBiggest Loser が先日、今シーズンのフィナーレを迎えました。今回最も体重を落とした人は(比率ですが)、48歳の女性!18歳の男の子を抜いて、堂々一位です。その彼女が、朝のニュースに出演していました。この番組は、二人一組で参加するのですが、彼女のパートナーは娘さんでした。ある時、この女性のチームが、減量度が一番低い週があって、彼女自身が家に帰るか、それとも娘さんが家に帰るかを決めなければならない時がありました。この時、娘さんが「お母さんは健康になるためにどうしても痩せなければいけない。だから、私が家に帰るわ」と、母親に残る権利を与えたのです。その時、母は、「あなたが残りなさい」と言ったそうですが、どうしても母親に残って欲しかった娘は、頑として受け入れませんでした。その娘を誇らしげに語っていた「Biggest Loser」が言ったのが、今日の一言です。
にほんブログ村