「それは確実に、少々痛い」
今日、私がバスルームにいる時に、のそのそとやってきた夫。で、煌々と照るバスルームのライトの下で(ってほどまぶしいわけじゃないけどね。まあ、他の部屋に比べれば、物事がはっきり見えるって感じですか。)夫の肩の付け根に、何やら線があるのを発見。それも、両方、平行するようにあるのです。で、「どこでそんな傷、つけたの?」と聞くと、(本当に傷かと思うくらい、くっきりしてました。)「ああ、これ、ストレッチマークだよ」というのです。普通、"stretch mark" って言うと、妊婦さんがお腹のでっぱりのためにできるもんかと思ってましたが、ななんと夫は、成長期にググンと伸びたので、腕と胴体の間にストレッチマークができたんだそうな。え、そんなもんなの?とびっくりすると、10歳くらいから、高校生くらいまで、グングン身長が伸びたんで、「体が痛くて寝れない時もあった」と言うのです!ってことは、一晩で体が伸びちゃうんですか?朝起きたら、数センチ高くなってたとか?すんごい勢い。まあ、今の夫の身長になるには、それだけ伸びなきゃなれなかったんでしょうけど、けた違いの成長ぶり。「まあ、君にはそんな経験ないだろうけどね」と夫。はい、そんな経験はございません。成長期の男子って、大変なのねと知った経験でした。
ところで皆さま、今日、夫と一緒にカンザスシティのファーマーズマーケットに行ってまいりました!とっても暖かい日だったので、マーケットにはたくさんの人がいました。私たちは、久しぶりに夫のバイクで参上。で、野菜を買った後、一通りくるっとお店を見学した後、やっぱり夫はいつも通り、Minsky'sっていうピザ屋を選び、私たちは、そこで遅いランチ/早めのディナーを食べることにしました。で、夫が「最近、カンザスシティに対して、愛国心みたいのが湧いてきてね。街にはStreetcar(路面電車)の線路が引かれて、もうすぐ走り出すっていうし、去年はロイヤルスがワールドシリーズで優勝したし。」と言うので、私が
"Because you witness the history of Kansas City."
と言うと、「なんて詩的な表現なんだ!」と、えらく感動しているのです。そんなもんかい。これはずいぶん、日本語から訳した表現っぽいんですが、こういう風に、かくかくした表現は、たまには良い結果になるんだと思いました。なんで、日本人の皆様も、自信をもって英語を話しましょう!やたらとスラング使う必要もないのです。
でもその後、「Witnessと言えばさ~、イタリア人(つまりイタリア系アメリカ人)ってのは、"ホニャララ、ホニャララの witness" が嫌いなんだよな」と言うのです。で、この「ホニャララ ホニャララ」ってのは、私が今まで聞いたことがない言葉だったので、私が今思い出せないだけなんですが、その「なんとかWitness」ってのは、キリスト教のとある団体だそうで、個人の家を回って、バイブルを売り歩く人たちだそうです。で夫が、「でも、イタリア人ってのは、すべてのWitnessが嫌いなんだけどさ!」と言って、一人でケラケラ笑ってるのです。で、私が、「それって、イタリア人は、みんな犯罪者ってこと?」と言うと、どうやらその路線で理解して良いようです。「Witness」ってのは、動詞だと「目撃する」で、名詞だと「目撃者」って意味です。で、「イタリア人はみな、目撃者が嫌いだ」ってのは、犯罪を犯して、そこに目撃者がいれば、当然その目撃者にはいてほしくないわけで、そう意味でこの「ジョーク」(私としては、全然ジョークと思えないんですけど)は終了するようです。
で、私が「それってすんごい偏見なんじゃない?」と言うと、「そうだね」と。でも、それがアメリカでのイタリア系に対する「ステレオタイプ」なんだそうです。すんごいお話し。その証拠に、夫が店にいたスタッフ(アメリカ人男性)に、同じジョークを言ったところ、するっと通じたのです!で、その人も、「そのジョーク、気に入ったんで、他で使わせてもらう」と言うのです。え、そんなもんなの?ようわからん。そんなこと、平気で言っていいの?しかし、どうやらそうらしい。皆さま、アメリカ人が言うジョークってのは、このようにつまらんものである場合が多いのです。これは、言葉がわからんとか、そういうレベルのもんじゃないんです。アメリカ人のジョークのツボにはまるかどうか、なんです。だから、日本人の私には、チンプンカンプンな場合が多いんです。意味を全部説明してもらっても、全然面白くないんです。「だから、なんなの?」ってなもんです。わかろうとも思わない私です。
ところで、そんなピザ屋を出た後、私たちは近くを散策することにしました。で、アンティークショップに行きました。何も買わなかったけど、見るだけで、こういうのは楽しいものよね。
とまあ、そんな土曜日を過ごしました。
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