2011年11月3日木曜日

Summons for jury service

「陪審活動の召集令状」

 アメリカには、陪審員制度があります。一般市民から選ばれた陪審員が、裁判を聴衆し、判決を下すという制度です。法律の知識が無い人々が、最終的な決定を下すと言うのは、無謀のようにも聞こえますが、これは、「客観性」を追及しているのでしょうね。「こういう風に主張しているが、これはどのように聞こえるか」ということを、一般市民に問うているのだと思います。

 この「陪審活動の召集令状」が、なんと私宛にやって来ました!アメリカ国籍を持たない日本人の私に、なぜこのような通知が来るのか、間違いではないのか、と思うかも知れませんが、なんとアメリカ政府は、この陪審員を選ぶのに、「運転免許のリスト」を利用しているのです!(私がネブラスカ州オマハで学生をしていた頃のクラスメートが、裁判所でバイトをしていて、教えてくれました。)なので、運転免許書を持っていれば、どこの国の人であろうと、この通知が来る可能性があるのです。実は、召集令状を私が受け取ったのは、二度目です。一回目は、ネブラスカ州オマハに居る時でした。でもその時は、丁度日本に帰国する直前で、「これから日本に帰るので、裁判に行く事はできません。どうかお許しを」という手紙を書いて、その後、本当に日本に帰国したので、それはそれで終わってしまいました。しかし今回は、ちゃんと現住所にいるのですから、きちんと手続きをしなければなりません。通知には、「この召集令状に記載された通りに出頭しなかった場合、裁判所を侮辱したとみなされ、罰金が科せられます」という恐ろしい文句が書かれています。

 そこで、私はどうしたでしょうか?アメリカ国籍も無いのに、陪審員として裁判所に出頭しなければならないのでしょうか?それは、次回をお楽しみに!

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