「クサイ演技!」
少々意訳的なんですが、今朝、夫に言われた言葉です。なぜこれを言われたかというと、話しは少々長くなるのですが、カンザス州カンザスシティに「ストロベリーヒル」という地域があります。カンザスシティ内又は近郊でサイクリングや散歩が楽しめるトレイルはないかと探していた時、偶然発見した地域です。カンザスシティダウンタウン周辺にあるトレイルが、ストロベリーヒルに通じているのです。そこでストロベリーヒルとはどこなのか、どんな場所なのか、何があるのかをインターネットで調べているうちに、Marijana Grisnikという芸術家の作品を紹介するウェッブサイトを見つけました。
(こちらです!http://www.kshs.org/p/online-exhibits-marijana-introduction/16418)
それから、私は彼女の世界の虜になったんですね。Marijanaは、クロアチアからの移民が多く定住した「ストロベリーヒル」の60年代の生活を描きました。それはとっても、懐かしい感じがするイメージです。セピア色の世界と言うか、まだまだ東欧クロアチアの旧世界をそのまま引き継いでいる一世、二世が沢山いた時代。Marijana自身はアメリカで生まれた三世ですが、お祖母さんや周りの隣人から、クロアチアの生活や習慣や宗教を、まだまだ強く受け継いでいる世代です。彼女が描いた絵画には、その頃の生活がとっても濃く見えてくるんですね。そしてその絵が、とっても可愛いのです!心の琴線にピーンと響くのです!東欧とアメリカの生活様式が混ざり合った世界で、そして60年代というこれまた心の琴線に触れる物が溶け合っていると言うか、ボジョの散歩で道を歩いている時、ボーっとMarijanaが描いた世界が見えてくるような気がするほど、私はMarijanaの大ファンです。
そんな私がインターネットで、現在のストロベリーヒルにある建物の写真を見つけました。その建物が、あまりにもMarijanaの世界に似ていたので、その写真を私のFacebookでシェアして、私がそっくりと思ったMarijanaの絵が載ったインターネットページも掲載しました。
(その絵はこちら! http://www.kshs.org/teachers/marijana_graphics/brusans_grocery_original.jpg)
そしたら!Facebook仲間の一人が、「自分は昔そこに住んでいた。それはBruson'sのグローセリストアだった!その頃は、そこら辺にキャンディーストアが、その道にあったものさ」というコメントを残し、これで私が思ったとおり、Marijanaの絵と現在の写真の建物が同じものであることが確認されたのです!!!なんだか、すっごい歴史を発見したような気がして、超嬉しい!と思っていた翌日、もう一人の友人が、「自分はストロベリーヒルで育った。実はMarijanaの娘と友人で、その建物の所有者も知っている!」とのコメントが!エ~~~~!!!ああ、もう大変。気が狂いそうになりました!!!そんでもってその彼は、「友人はその絵のオリジナルも持っていて、コピーが買えるよ」というのです!じゃあ、私もMarijanaの娘さんとお友達になって、オリジナルも見せてもらえる???キャー、どうしよう!あ~、原画を見ることができたら、私は泣いてしまう!と、本気で夫に言ったら、返ってきたのが、今日の表現です。(と、突然「アメリカ人夫の一言」本題に戻る。)
前置きが異常に長くなってしまいましたが、という訳で、今朝バスルームで夫と話している時に、私が手で顔を覆って"I'm going to cry!"と言ったら、"That's cheesy"と夫が言ったのです。この時の夫の心境を分析すると:
「お涙頂戴のクサイ演技」
「ケッ、笑わせるね」
「わざとらし」
「アホか」
「安っぽ」
「見てらんね~」
「大げさな」
「恥ずかしいから、お止め」
とまあ、こんなところでしょう。私としては、マジだったんだけどね~。大感動で涙が出るというのは、人間として自然の摂理じゃないの~!相変わらず、妻の繊細な感情が解らぬ男じゃ。(でも確かに、顔を覆って、座り込んでワーッと泣くまねしたけどね。あ~、その事を言ってたのか。今、わかりました。)
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