ある夜、夫が帰ってくる前に就寝していた私は、ふっと目が覚め、「へ?ダーリン、もう帰ってるんだっけ?」と思い、ベッドから起き上がりました。窓から外を見ると、彼の車があります。「やっぱ、帰ってるんだわ」と思い、「ハッロ~!」と、いつものように、素っ頓狂な声を上げ、家の中を巡回すれど、夫の姿は見当たりません。犬のボジョに、「ねえ、ダディーどこにいるか、知ってる?」と聞けど、「存知ませね」と言う。おかしい、と首を傾げながら、裏庭のポーチや、はたまた、隣の住人クリスと話をしているかもしれないと、玄関のドアを開けて、外に行けど、誰も居ない(当然ですが...)宇宙人にさらわれたのか、と思いつつ、ベッドルームに戻り、布団を押してみると、なんと夫が寝ているではありませんか!「ヘッ!」ってなもんです。今まで家中探してたのに、自分が居たベッドの中に居たなんて、やっぱ「ヘッ!」ですよ。でもって、夫がなんだか起きた様子だったので、カクカク、シカジカと、家中を探し回ったことを説明したら、眠気眼の夫が言ったのが、今日の一言です。なんだか、夢遊病者になったような経験でした。
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