2008年4月23日水曜日

Are you sure?

「まじで?」

「ただ、ひたすら前に進めばいい」と言う中古車セールスマンから買った私の車は、後ろにさがる事ができない。Reverse が壊れているのである。初めはそんな車を運転するのは自殺行為であると思ったが、2年近く乗り続けた今では、プロ並みに運転が上達し、ただ進行方向に注意しなければならないだけである。だから、私は、バックしなければならない所には決して駐車しない。たまに駐車スポットを探すのに時間がかかる以外、普段困ることはあまりない。

しかし、今日はちょっと違った。久々に他人の助けを必要とする出来事が起こってしまったのである。我が家の犬ボジョが全てのドッグフード(私は「ボジョのシリアル」と呼んでいる)を食べ尽くしてしまったので、今日はどうしても会社の帰りにドッグフードを買わなければならなかった。そこで、いつもの帰り道とは違うハイウエーを通って、ターゲットというお店に行くことにした。しかし、帰りのラッシュ時であったためか、道が異常に込んでいて、ほとんど動かない状態だったので、途中でハイウエーを降りることにした。しかし、案の定、道に迷ってしまい、気付けば目の前が行き止まり。それも下り坂である。「絶対絶命」と思ったが、よく見ると一番奥の家の私道は他の家のに比べたら平たい。あそこだったら、車を押してユーターンができるかもと思い、トライしてみるが、やはり私一人の力では車は動かなかった。(ちなみに真平らか、少し下り坂になっていれば、車を押してユーターンできることもある。経験済みである。)立ち往生していると、その家の家主が気付き、家から外に出てきてくれた。
「どうしたんだい?」
という家主に、「私の車はリバースが壊れているんです」と言うと、上の言葉を言われました。21世紀になって、今だにそんな車が走っていることが信じられなかったのか、かつそんな車が自分のドライブウエイで立ち往生するなどとは、今までの人生で想像したことがなかったのか、しばし状況を受け入れるのに時間がかかったようだったが、彼が私の車を押してくれたおかげで、なんとかもと来た道を引き返すことができました。それにしても、恥ずかしかった。