「僕はこっちで、死にそうになってる」
直訳させていただきました。でも、この「死にそう」ってのは、「笑いすぎて」って事ですので、ご心配なく。(いつものことです。)
事の始まりは、あんまり覚えていないんですが、夫が私に“Japanese"ってのを発音させようとしたんです。夫は良く、“I thought you were Japanese"と言うのですが、それが全然関係無い時に発せられるのです。例えば私が、“I'm cold"(寒い~!)と言うと、“I thought you were Japanese"(日本人だと思ってたけど)なんて返ってくるんです。“Cold"ってのと、“Japanese"ってのは同等の単語じゃないじゃないですか。こういう訳のわからんことを良く言うので、私はこういう場合、“Shut your mouth up!"と言います。“Shut up!"でも良いのですが、(本来はこういうべきかもしれませんが)、私は“Shut your mouth up"と、とにかく言います。
で、ですね、夫が一音一音区切りながら、“Japanese"の発音の練習を私にさせようとして、”Ja"と言ったので、それに対抗して、私が夫に“Shut your mouth up"の練習をさせようとして、“Shut"と言ったら、窒息しそうなほど、笑ってくれました!生活に笑いがあるってのは、良いことだと思います。
ところで皆さん、「McFarland」って映画、見ました?私は昨日、夫と一緒に見に行ったのですが、とっても良い映画でした!実話に基づいたお話しです。アメリカの中でも最も貧しい町の一つ、McFarlandに、北部から体育の先生がやってきます。彼はクロスカントリークラブを創設し、7人の生徒を指導するのですが、最初は経験がないチームで、レースに出場しても、最下位。しかし練習を重ねて、カリフォルニア州のクロスカントリーレースで、見事優勝するのです!もう、感動で涙涙。この生徒たちってのは、移民の子供達で、どこかの農家でキャベツやオレンジ等を実際に摘み取って収穫する“Pickers"と呼ばれる家庭出身で、子供の時から、両親の手伝いをしている高校生です。学校に行く前に畑に行って収穫し、学校が終わってからまた畑に戻って、キャベツを切り取る作業をするって生活をしていた人たちでした。で、学校が終わってから畑に行くのに、「走って」行くんですね。その姿を見て、先生の“Mr. White"がクロスカントリーをさせよう!と思いついたってわけです。で、映画の中で、「自分はPickerだ。人生は何もかわらない」ってな事を言うのですが、このクリスカントリークラブの7人の生徒全員、奨学金を貰って大学に行くのです。で、彼らの中の二人はまたMcFarlandに戻り、学校の先生になったと言うのですから、もう、涙涙ですよ。で、この年以降もクロスカントリークラブは存続して、何回もカリフォルニア州のレースで優勝するのです。ってことは、この世代以降も、きっと奨学金を貰って大学に進学できた生徒達がいっぱいいるってことですよね。感動だわ。とってもお勧めの映画です!
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