「祈り」
今回の地震、津波の被災者の方々に、心からお見舞い申し上げます。テレビに映る信じられない映像を、涙を流しながら見ました。又、九死に一生を得た方々も、大変な避難生活を強いられていると、聞いております。一刻も早い復興を祈っております。
「私には、何もできない」という方がいると思いますが、アメリカでは宗派に関係なく、「祈り」という言葉を良く聞きます。「祈る」ことは、誰にでもできます。どこでも、できます。私は仏法者なので、「南無妙法蓮華経」と祈っております。「南無」とは、「帰依する」という意味です。「妙法蓮華経」とは、釈迦が説いた教えの一つの題名で、「誰にでも仏界という最高峰の生命が存在する」ということを説いています。「南無妙法蓮華経」とは、その「妙法蓮華経に帰依する」という意味です。祈りは、森羅万象、全てを貫いて届きます。瓦礫の下に埋もれている生存者が見つかるよう、被災地の方々が一刻も早く、普通の生活ができるよう、原発が収まるよう、被爆する方がこれ以上でないよう、地震が収まるよう、アメリカの地より、真剣に祈っております。