2014年8月29日金曜日

You are too cool for me

「僕の相手としては、カッコよすぎる」

 とは私は決して思いませんが、先日、人込みの中をサングラスかけて、チューインガム噛みながら歩いていたら、夫が私だと気付かなかったそうで、(そのイベントには一緒に行ったんだけどね)、私だと気付いた時に言ったのが、今日の夫の一言です。まあ、普段、ガム噛んで歩いてるなんて事、私ないしね。サングラスも、車運転する時以外は、あんまりかけないし。まあ、見慣れぬ妻を見て、自分の妻とわからなかった夫の一言でした。

 しかし、夫の“Cool"という感覚は、私のとは随分違うなあと思うこと、しばしば。これは男女の差なのか、日米間の違いなのか。多分、両方でしょう。あ、そういえば、今日昔私が訳したものを見直していた時にありました、この訳。“Both of the above"を、「両方」と訳してました。


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2014年8月27日水曜日

Not in my vocabulary

「私の辞書に無い」

 予めお断りしますが、今回はかなり長くなりそうです。なんせ、巡り巡って二つのエピソードを語らないと、この今日の夫の一言に辿り着かないからです。

 それでは一つ目のエピソードをお話しします。先日、私は仕事中、とある社員が間違いをしていた事に気付きました。私は彼女が間違いを起こした張本人だと知っています。しかし、彼女はそれを他の人の責任にしようとしたのです。私は、彼女が自分の間違いだったと認識していたのも知っています。なぜなら、私に質問してきたからです。その時の会話の中で、彼女が自分の間違いだった事に気付いたのを、私は確実に知っています。しかし、しかし、私との会話が終わった直後、他の社員に、「これは、彼がやったんだから」と言いました。私は自分の耳を疑いましたね。きっと、その時話しを聞いていた社員も、同じ気持ちだったでしょう。だって、私との会話が聞こえていたでしょうから。その社員もきっと、彼女の間違いだったと気付いたはずです。彼女の間違いであったのは、社内メールを辿っていけば、明らかです。しかし、彼女の開口一番のセリフが、「彼がやったんだから」です。自分の非を認められないだけでなく、それを他の人の責任にしようとするなんて、信じられません。

 本当はもっともっと色々あるんですが、その時の事はこれくらいにしときます。で、この時の事を、ディナーを取っている時、夫にぶちまけました。私が「ぶちまけた」と言ったら、それはそれは、身振り手振りが混じった大きなパフォーマンスで、「あ〜!」とか、「ちょっと、信じられる?」といった感嘆詞いっぱいの熱い会話になります。それをディナーを食べながら、「フ〜ン」と聞き入る夫。慣れてます。「まあ、そりゃ大変だったね」と。

 でもって、その夜、私は夫と私が見ている「Dead Files」という番組を見ておりました。録画してあって、夫はそれを既に見ていたので、私は夫が下の階で作業をしている間に見てしまおうと思ったのです。(わが家は現在、リモデリングの真最中。)その番組では、呪われた家の家主が、テレビ番組に依頼し、その「呪われっぷり」を調査してもらうのです。今回のエピソードは、カリフォルニア州のホテルでした。その経営者が「ここでこんな怪奇現象が起こった」と今にも語りそうだったその時!「ブン!」とものすごい音がして、真っ暗になったのです!テレビが青白くなり、その後真っ暗になったあの瞬間!不気味です。ゾッとします。Dead Files見てたら、なおさらです。「え?なになに?私まで呪われちゃったの?このテレビ見てたから?呪いがテレビを通して移るの?」と、私はパニックに陥りました!そこで下に降りて、作業をしていた夫に、「部屋が真っ暗になった。テレビも電気も切れてしまった!Dead Filesを見てたから、呪われたんだ〜!」というと、「ああ、今ちょうど、ここの電気回路いじっててさあ。って事は、この回路は上のベッドルームに繋がってるんだな」と。

 それまでの怪奇ブームが一気に冷めた私は、「なんか、この間のエアコン事件みたいね」と言いました。この「エアコン事件」とは、前回にも書きましたが、夫が家の空調機のコードを知らずに触ってしまって、機械が壊れてしまった事件です。で、私が「結局、あれは何が悪かったの?」と聞くと、「説明するから、こっちに来い」と、私をガレージに連れて行きました。そしてマシーンの前で、「この線が、こっちに回ってたんだよ。で自分が知らない間にそれを触っていて、それが風が通る管(ブリキみたいな材質の物が使われています)に当たって、ショートしちゃったんだよ」との事。だから、夫の理論から行くと、やっぱり「元々設置した奴らのせい」ってことです。

 皆様、長らくお待たせいたしました。ここからがやっと「今日の一言」の本題です。(え?もう、そのこと忘れてたって?)ここで私が、「だから ”I was set up!”(はめられた!)ってなもんでしょ。この間言ってたみたいに。ブログに書いてあるから、言ったの覚えてるわよ。アメリカ人ってさ、うちの会社の社員もそうだけど、絶対「自分の非を認めない」よね〜」と私が言うと、返ってきたのが、今日の夫の一言です。あんまり前置きが長過ぎて、一言がなんだったか覚えていない人の為に言うと、”Not in my vocabulary" 「私の辞書に無い」でした。もちろん、これは少々意訳してて、有名なナポレオンの「我が辞書に不可能という文字は無い」ってのとかけて、訳してみました。でもって、「何が辞書に無いのか?」といえば、「非を認める」って言葉が彼らの辞書に(ボキャブラリーに)無いって事です。これは、本当に事実です。アメリカ人は、絶対に自分の非を認めません!私から見ると、浅ましいと思うけどね。大体、うちの会社の社員も、なにをどうほざこうが、他の人は皆、彼女の責任だって事知ってます。信用ガタ落ち。私の彼女への信用度は、只今ゼロです。

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2014年8月19日火曜日

I was set up

「はめられた」

 事の起こりは、昨日。私が家に着くと、なんだか少々暑い。空調機のメーターを見ると、華氏81度を示しています。我が家の夏の設定温度はもう少し低いので、「おかしいな」とメーターのボタンを色々押してみました。その結果わかった事は、エアコンが回っていない!ちょっと、どういう事!今朝まではきちんと回ってたのに!で、その旨を夫に言うと、「おかしいな」と、彼もブツブツつぶやきながら、メーターのボタンを押し始めました。この日、夫は彼の友人である電気技術士さんと一緒に、家の中で一日中作業をしておりました。「ダービン家 地球を行く」に既に発表しておりますが、我が家は現在、私のオフィスを作る作業をしていて、夫と電気技術士さんは、天井にライトを設置する為、せっせと働いていたのです。で、私が、「作業している時に、どっかのコードを間違って切っちゃったとか、スイッチを切ったとか、なんかしたんじゃないの?」と言うと、「そんなことは無いと思うけど」と言う夫。でも心配でガレージのマシーンと配電盤をチェックしに行きました。 「確かにこの辺のコードを触ったけど、見た限り、ちゃんと繋がってるし」とは、その時の夫の弁。で、仕方が無いので、エアコンを見てくれる業者さんに、電話することになりました。

 そして翌日の今日。来てくれる業者さんは、検診だけで90ドルチャージするとの事。でも、来てもらわないことにはどうしようないので、来てもらうことに。で、私は出勤。仕事がお休みの夫は、家で待機。

 さて、オフィスにいた私。「そろそろ、帰るかな」と思う頃、私の電話が鳴りました。夫からであるのは明らか。で、電話口から聞こえる夫の声は、「Benadrylを買って来て欲しい」と訴えておりました。何でも、エアコン復帰作業をしている最中、外にいる時にななんと蜂に刺されたのです!まあ、なんて不運な。Benadrylってのは、アレルギーのお薬で、刺された場所が痒いので、アレルギーの薬でかゆみを止めよう!ってことらしいです。それで、すぐさま会社を後にし、一番近くのCVSっていうドラッグストアに行って、Benadrylを購入。箱には「痒み止め」ってのも書かれてました。

 Benadrylを持って家に帰ると、なぜかまだ暑い。「え?今日、修理してもらったんじゃないの?」と夫に聞くと、「業者は1時間半前に帰った」と言います。一時間半もクーラーつけてたなら、家の中もっと冷えてて良いはず。窓が開けっ放しになってるのか、チェックしたも、全部閉まってるし。通気口に手を当てると、風が送られてるけど、いつもならもっと強風で、もっと冷たいはず。で、私は外のどデカイ扇風機をチェックすると、回ってない!これだ~!で、もちろん、その業者に電話しましたよ。今日中にまた戻るからという事でした。(きっと、電話した時は、お食事中だったのかと。)

 さて、長い前置きでしたが、ここから今日の一言の本題です。家に帰った私は、「で、何が悪かったの?」と聞くと、「いっや~、コードが変な風に交差しててさ~」と言うものの、なんだかもぞもぞとした返事。「やっぱ、昨日、コードをどっかで切っちゃったか、なんかしたんでしょ」と私が言うと、「最初にエアコンのマシーンを設置した奴等が、変なコードの配置をしちゃってさ~。訳わかんないよ。とんでもない方向にコードが渡っててさ~。これは、元々問題が存在してたってことさ。I was set up!(はめられたんだよ!)」という事です。だからやっぱり、夫がどっかのコードを切っちゃったのか、なんかしたんだと思います。

 後にエアコンは修復し、現在は、快適な中ブログしてます。二度目に業者さんが来た時、何が悪かったのかというと、「ただ単に、スイッチを入れるのを忘れていた」という事らしいです。



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2014年8月11日月曜日

O Captain! My Captain!

「オー、キャプテン!マイ・キャプテン!」

 俳優のロビン・ウィリアムスが亡くなったそうです。今日仕事から帰り、Facebookをチェックしていて、彼の記事を読んでビックリしました。信じられないというのが本音と言うか。重度のうつ病にかかっていたそうで、警察は自殺とみているそうです。彼ほど才能のある俳優は、他にいません。本当に惜しい方を亡くしたと思います。

 私の人生で一番お気に入りの映画は、ロビン・ウィリアムスが高校の英語の教師を演じた“Dead Poets Society"「今に生きる」です。この映画の中で、Mr. Keatingは、彼のことを、「O Captain! My Captain!」と呼んでいいと、生徒達に言います。この「O Captain! My Captain」というのは、元々は、詩人ホイットマンがエイブラハム・リンカーン大統領の死を悼んで書いた詩の一節です。映画の終わりでは、学校から追放されて職を失ったMr. Keatingが、最後に教室に戻った時、彼を慕う生徒達が勇気を振り絞って、彼に“O Captain! My Captain!"と呼びかけます。私はここでいつも涙を流すのですが、ロビン・ウィリアムスが亡くなった今、こうして改めて見てみると、自分も生徒の一人になった気がします。下に映画の最後の部分をリンクしました。

https://www.youtube.com/watch?v=0lREv55MY5E

偉大な俳優を亡くし、本当に悲しい気持ちでいっぱいです。O Captain! My Captain!が、リンカーン大統領の死を悼む気持ちを表現したものであったというのが、今、非常に重く大きく感じ、私も故俳優に捧げたいと思います。


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2014年8月10日日曜日

We are in public. Don't forget that

「公共の場にいる事を忘れるな」

 映画「忍者タートルズ」を見に行った帰り、夕食を作る気もせず、「何か料理しなくてもいいもの買って帰ろ」と言って、スーパーに寄った夫と私。カートを押し、品物を見ていると、スピーカーから音楽が。こういう時、私はいつもカラオケ気分でマイクを持って歌い出す(真似を)し出すのですが、夫はいつもの事なので、何事も無かったかのように、「ピーナッツバターってあったっけ?そう言えば、ゲーツのバーベキューソース無かったよな」と、カートを押し続けます。その後ろで、大きく腕を広げ、さらに踊り出す私。(誰にも、こんな経験はあるはず。え?無いって?そりゃ、おかしい。)ふと見ると、スーパーの入口から見知らぬ人が入ってきました。そこで夫が私にささやいたのが、今日の一言です。



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