2012年7月6日金曜日

I say a little prayer

「小さな願い」

ジュリア・ロバーツの「My Best Friend's Wedding」という映画、見たことあるでしょうか?私は映画館では見たことが無いのですが、ネブラスカ州オマハに住んでいた留学生時代、この映画をテレビで見て、その時たまたま「録画」したんですね。ケーブルテレビなんて無かった留学生の私にとって、テレビで放送された好きな映画を録画するのが、せいぜいできることで、この映画、何度も見ました。特に気に入っていたのが、今回のお題となった“I Say A Little Prayer"をレストランで歌うシーン。何度見ても超可笑しくて、ついつい、連続して見てしまうシーンです。このタイミングとか絶妙ですね。今日、偶然このYouTubeのクリップを見つけて、「懐かし!」と、またまた百回ほど見てしまいました。(冗談抜きで)なんか、オマハのあの狭い安アパートに舞い戻った気がして、涙物。もちろん、映画そのものも懐かしいんですが、それよりも、オマハでの留学生時代にヒューっと突入した気分です。人生にはいくつか、そんな「あの日、あの場所」的な思い出深いものがありませんか。このシーンは私にとって、留学生時代の苦しかった感覚を彷彿と思い起こさせるもので、「あの頃は、良く頑張ったな~」と思ったのです。まともに英語も話せないのに、誰も知り合いが居ないアメリカに一人で渡って、死ぬほど苦労する。今なら、とてもじゃないけど出来ません。若かったから出来た事と、つくづく思います。そして、「若いうちに苦労しておいて良かった」とも、つくづくつくづく思うのです。今の私のアメリカ生活で、「英語で死ぬほど苦労する」ということはありません。でもそれは、留学生の時、「死ぬほど」(冗談抜きで)苦労したから、今の自分があると、本当に思うのです。「こんなに頑張ってくれて、ありがとう!」と、若き自分に深い深いお礼を言いたい気分なのです。どれだけ苦労したかと言えば、大学受験の100倍は軽く超えていると、思うのです。言葉じゃ表せません。そんな個人的な思い入れが押し込められたビデオ、下をクリックしてください!

http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=d-J4xYOxJ9w

第二シーンに出てくるジョージの台詞も、天才的。ああ、こんな脚本が書いてみたいと、沸々と情熱が掻き立てられる映画です。

ところで、このオリジナルの曲は、Aretha Franklinが歌ったのが有名らしいです。若き彼女の歌ってるのは、こちら。

http://www.youtube.com/watch?v=STKkWj2WpWM


あ~、このモータウン感覚、とってもいいわ。深く突入してしまう世界です。デトロイトに行って、「モータウン見学」したい気分です。

言い忘れましたが、この「小さな願い」ってのは、"I say a little prayer"の邦題です。


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