2010年8月15日日曜日

It wasn't totally wrong

「満更、間違いでもなかったか」

 ある日、夫が会合への招待状を作り、私にそれを読んでほしいと言いました。彼が書いた文章の中に、"S"で終わる単語の後ろに、所有格の"S"が付いていました。それで私が、「この"S"、要らないわ。単語が"S"で終わっている場合は、その後の『アポストロフィーS』は必要ないのよ」と言うと、「そんなことはない!絶対必要だ!」と言い張ります。そこで、インターネットで所有格のSについて調べると、まあ要するに、「人によって違う」ということです。ある人は、「Jamesのもの」という時に、

James'

と書き、またとある人は、

James's

と書くというのです。私はアメリカの大学で言語学を専攻しましたが、そこでは「Sで終わる単語には、さらにSをつけない」と習いました。なので、それが正しいとばかり思っていましたが、どうやら、普通のアメリカ人の感覚とは少々違う様子。ネーティブとは、言語をこうして「文法」から学ばないので、「教科書に書かれた文法」と違うことがまかり通っていることが、よくあります。(これは、どの言語でも同じで、日本語でもそうですよ、皆さん!)どちらが良い、というものではなく、ただそれが事実なのです。言語は、「使われる」ことによって、ドンドン変化するものなのです。(ということも、言語学の授業で習いました。)
 まあ、それは置いといて、このルールをインターネットで確認し、私が「ほら、つけなくてもいいって、書いてあるでしょ」と私が言うと、夫が言ったのが、今日の表現。ってことは、私の言ってたこと、全く信用してなかったのね~。

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