2017年7月10日月曜日

Don't worry about it

「心配せずとも良い」

皆さま、大変、大変長らくの間、ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか?中には、私がこの世から消失したかと思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、私はまだアメリカに健在しております。

さっそくですが、今日のフレーズ、夫の口から発せられたものです。夫はよく、このフレーズを口にするのですが、その状況というのが、「大丈夫、心配しなくてもいいよ」という感じではない時に使われるのです。今日の場合を例にあげますと、「あ、爪を切ったから、掃除機かけよ」(私は爪を切る時は、キチンとゴミ箱に処理するので、この「爪を切った後に掃除機をかける」というのは、私の行動パターンには当てはまらないのですが、夫の場合、バラーっと床に爪を散りばめるようで、その後掃除機をかけるという、いかにもアメリカンな対処法をなすのです。)と夫が言うので、「へ?どこに爪があるの?」(爪を踏みたくないので)、と私が聞くと、返ってきたのが今日の一言というわけです。こういう時、

"I'm not worried.  I'm just asking."
「いやいや、私は心配してるんじゃなくて、ただ質問してるだけじゃ」

と、私は言います。私の方が、理にかなっていると思いますが、夫の言葉を裏返しに言うと、「一々、小うるさい事を聞くな」ってなことかと思います。相変わらず、私達夫婦は仲良しです。

2016年6月21日火曜日

He's got a huge crush on you

「彼は君に、ぞっこん一目惚れ」

 最近、お知り合いになったファミリーは、カリフォルニアからやって来た若夫婦。二人の男の子がいます。3歳と7歳。超、かわいいです!それでもって、すんごいエナジー!家の中、叫びながら走り回るわ、階段から飛び降りるわ、こんな小さな野獣(いや、失礼)を二人も飼っていたら(いや、失礼)、そりゃ大変でしょうね。お母さん、お父さんのご苦労は、いかばかりか。私たちには子供がいないので、このボーイズパワーに、圧倒されました。

 で、今日の表現ですが、この「彼」とは、3歳の男の子のこと。やんちゃですが、超かわいい。で、この3歳の男の子が、私に「ぞっこん一目惚れ」したってわけです。(フフフっ)私は昔から、なぜか子供に好かれる傾向にあってね~。(どうやら、同一化、つまり同じグループ(子供グループ)と思われるらしい。)昔々の話ですが、(といっても私が30歳くらいの時)、お知り合いになった家族の息子も、その時3歳。知り合いになってからしばらくして、彼は少々いぶかしげに (眉間に皺を寄せて)"Are you grownup?" と、私に聞きました。へ? "grownup" とは、「大人」という意味です。あったりまえじゃん、どう考えても、私が子供に見えるわけないでしょ?と思ったんですが、どうやら彼の中では最初、私は子供グループに入っていたようです。でも、「やっぱり、おかしい」と思ったようで、スパイを見るような目で聞かれました。

 で、現在の3歳児の話しに戻ると、彼が私に "huge crush" を持ったというのです。"huge" とは、「巨大な」という意味。"crush" はこの場合、急激に誰かを好きになって、のぼせ上がってしまうことです。なんで、「ぞっこん一目惚れ」と訳しておきました。「一目惚れ」というと、なんだか「外見」を好きになったってな意味があるような気がするので、ちょっと意味が逸れるかなあとは思うんですが、まあ、でもかなり "crush" に近いと思うので、今回はそういうことにしときます。

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2016年6月15日水曜日

You are as cool as cucumber

「キュウリのように冷たい」

 皆さま、大変、大変ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか?あんまりにも更新していないので、「アメリカ人夫の一言」の存在を忘れている方もいるのではないでしょうか?全て、私の責任でございます。やっぱ、更新しないとね、忙しくても。(なんか、日本語書くの、久しぶり。いかん、いかん。)

 フロリダ州オーランドでのナイトクラブ襲撃事件は、アメリカに大きな影響を与えて、国中が大きく落ち込んでいるような気がします。特にLGBT社会での恐怖感は、最高点に達していると思います。銃規制が強まって、事前にこのような事件が起こらない社会になってほしいです。

 ところで、今回のお題は、久しぶりに夫の一言です。最近、暑い日が続いており、我が家でもやっとエアコンをつけだしました。しかしですね、夫の体温は、私よりも高いので、彼が近くにいるだけで、気温が上がるんです。一日中、冷房がついている部屋に居た私の横に座った夫。暑い外から汗だらけで帰ってきたんで、まるで湯たんぽのように、周りに熱を伝えるんです。ほんと、熱が見えるかと思うほど。で、「熱い」と文句を言うと、返ってきたのが今日の一言です。私は夫のクーラーで、夫は私のカイロってとこですかね。

 で、この "(as) cool as cucumber" ですが、こういう風に、実際に体が冷たいってことにも使えるかと思いますが、「冷静沈着」みたいに、精神が穏やかってな意味にもなるようです。

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2016年3月24日木曜日

I found a forensic evidence

「科学的根拠のある証拠を見つけた」

 夫と私は、「Forensic Files」という番組を見ていた時代があって、これがどんな番組かというと、法廷に提出できるような化学的証拠を捜査する人たちをテーマにした番組なんです。殺人現場に残った指紋とか、DNAとか、落ちていた服の切れ端とか、そんなものを科学的に分析する人たちが、どんな風にそれを証明するかってな感じです。やっぱこうした科学的証拠ってのは、ウソをつかないので、法廷では重宝されるわけで、さすがすっごいわ~と、見ていたわけです。

 で、こうした「法廷に提出するような化学的根拠のある証拠」が、 "forensic evidence" なんですが、夫が今朝、この "forensic evidence" を見つけたってのは、何かというと、我が家のリビングルームにあるサイドテーブルに残されたオレンジ色の小さな袋の欠片だったんです。それをつまんで、私に見せる夫。そこで、私が、 "What did I do?" というと、「Reese's のピーナッツバターカップを、食べただろ」と。ウッ、確かに。忘れておりましたが、確かに夫が買った、そして冷蔵庫で冷やされていたReese'sのピーナッツバターカップ、勝手に食べてました。この forensic evidence に、さすがの私も反論できず、悪事を素直に認めることに。でも夫は、「別にいいんだけどね。もう一つ残ってるのも、食べていいよん」と、寛大な心だったので、一件落着、めでたし、めでたし。


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2016年3月21日月曜日

I think you are a little warm

「少し、熱があるようだね」

 昨日、久しぶりに雪が降り、寒かったので、私は厚めのフーディーを着ました。フードが付いたジャケットね。で、ふと見ると、夫もフードはついてないけど、厚めのスウェットのジャケット。私としては、似た格好だと思ったので、「まあ、私とペアルックでもしたいの?」みたいに言うと、私の額の上に手を載せて夫が言ったのが、今日の一言です。
「これが、同じだっていうの?色も違うし、僕のは、フードついてないし、どこが同じっての?熱があるに違いない」ってな感じです。いや、気合で共通点をわかってもらいたいわ。物事の情報処理が、ずいぶん違うようです。


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2016年3月12日土曜日

I'm in the midlife crisis

「ミッドライフクライシスにいるんでね」

 最近、毎日のように届く小包。前からそうですが、夫はオンラインショッピング好きなんです。なんで?と思うほど。私はオンラインなんぞ、必要でない限り、使いませんが。で、先日、また小箱を開けて、新しく買った時計を試している夫に、「なんでそんなに無駄遣いをするの?」というと返ってきたのが、今日の一言です。ミッドライフクライシスって、日本語にもなってるんでしょうかね?訳すと「中年の危機」ってとこですが、なんかこれだと、ずいぶん深刻な気がします。アメリカだと、良く(軽く話してるのを)耳にするのでね。中年期に達した人たちが、精神的にまいってしまうって感じかと。ファーストレディのミッシェル・オバマさんも、ある日突然、ミッドライフクライシスがやってきて、前髪を切ってしまったってのを聞きましたが、そんな感じでよく耳にします。

 で、その時計ですが、「スマート時計」って言うんでしょうかね。コンピュータみたいにいろんな機能がついているみたいで、携帯の代理をするみたいです。まあ、それで仕事中でもメールが入ったとか、留守電が入ったとか、そういうのがすぐわかるから、買ったみたいです。まあ、そういう理由なら、必要なのかも。でも、夫は携帯で目覚ましも使ってるので、今朝なんて、携帯から音楽が鳴りだし、0.5秒くらいずれて、時計も同じ音楽鳴らすので、目覚まし音がまるでエコーしてるようで、超うるさかったです。これこそ、私のミッドライフクライシスです。

 話は全く変わりますが、私はコンピュータで仕事をしている時に、よく "The Voice" を YouTube で聞きます。(見てるんじゃなくて、あくまでも聞いてるのね。)そしたら突然、The Voice のフランス版に移ってしまったんです!突然聞こえてくるフランス語。初めは、「へ?」って思いましたが、フランス語って、英語ほど私の頭には入ってこないので、BGMとしては良いかもと思いました。英語だと、たまに(よく)仕事から完璧に外れて聞き入っちゃうからね。まあ、中学英語程度のレベルのフランス語しかない私には、フランス語は心地良い音にしか聞こえないので、BGMには良いです。で、そこで気づいたのが、フランス人って、アメリカ人より遥かにお行儀良いのね。アメリカ人だと普通に話してても怒鳴ってる感じの人が多いけど、フランス人からそんな印象を受けないっていうか。結構、カルチャーショックを受けました。


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2016年3月11日金曜日

It's a fixer-upper

「フィックサー・アッパーだからさ」

 迷った結果、カタカナで書いちゃいましたが、 "fixer-upper" とは、現在ボロボロで、修理が必要だけど、超安値で売りに出されている家のことです。 "fix" は動詞だと「修理する」で、"up"は副詞だと「上に」といった意味。つまり気分的には、「修理すれば、上等になる」とか、「修理して、いい家にしてあげてね」とか、そんな感じだと思います。

 なんでこんな話になったかというと、私たちが、HGTVの番組、「Fixer Upper」を見ていたからです。今回のエピソードは、「Shotgun House」といって、玄関を開けたところから、家の最後部まで、部屋が一列に後ろに連なっている家でした。こういう古い家は、アメリカからドンドン無くなってきていて、今回の依頼人夫婦は、この古い家だからこそ、ぜひやっていただきたい、ってな感じで選んだんだと思います。しかし、最終的に出来上がった家は、元の家とは全く違うデザイン。あの古い南部のチャーミングな個性が、全くなくなってしまったんです。家のデザインそのものは現代的で、私もとっても良いと思うのですが、でも、古いチャーミングさが全て死んでしまったと思うのです。これを(いつも通り)熱血に夫に語ったところ、返ってきたのが、今日の一言。「これは、fixer-upper だからさ~、元の家に住みましょうってな番組じゃないんだよ」とのこと。まあ、それはわかるんだけどね。でも、この夫婦は、古い家が好きなのよ!わざわざ、家を移動してまで、元の家を修復して住みたいって言ってた人達なのよ!なのに、元の面影なんて全くなくて、セーブしたのは、家の下のブロックだけじゃない!こんなんじゃ、全然、意味がないじゃない~!と力説すれど、「僕はこういう方が、好きだけどね」と夫。「これだから、アメリカ中西部人は~!」と、私は心の中で語りました。

 最後に、"fixer-upper" の発音は、私がカタカナで書いたように、「フィックサー・アッパー」ってな感じです。


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