2016年3月11日金曜日

It's a fixer-upper

「フィックサー・アッパーだからさ」

 迷った結果、カタカナで書いちゃいましたが、 "fixer-upper" とは、現在ボロボロで、修理が必要だけど、超安値で売りに出されている家のことです。 "fix" は動詞だと「修理する」で、"up"は副詞だと「上に」といった意味。つまり気分的には、「修理すれば、上等になる」とか、「修理して、いい家にしてあげてね」とか、そんな感じだと思います。

 なんでこんな話になったかというと、私たちが、HGTVの番組、「Fixer Upper」を見ていたからです。今回のエピソードは、「Shotgun House」といって、玄関を開けたところから、家の最後部まで、部屋が一列に後ろに連なっている家でした。こういう古い家は、アメリカからドンドン無くなってきていて、今回の依頼人夫婦は、この古い家だからこそ、ぜひやっていただきたい、ってな感じで選んだんだと思います。しかし、最終的に出来上がった家は、元の家とは全く違うデザイン。あの古い南部のチャーミングな個性が、全くなくなってしまったんです。家のデザインそのものは現代的で、私もとっても良いと思うのですが、でも、古いチャーミングさが全て死んでしまったと思うのです。これを(いつも通り)熱血に夫に語ったところ、返ってきたのが、今日の一言。「これは、fixer-upper だからさ~、元の家に住みましょうってな番組じゃないんだよ」とのこと。まあ、それはわかるんだけどね。でも、この夫婦は、古い家が好きなのよ!わざわざ、家を移動してまで、元の家を修復して住みたいって言ってた人達なのよ!なのに、元の面影なんて全くなくて、セーブしたのは、家の下のブロックだけじゃない!こんなんじゃ、全然、意味がないじゃない~!と力説すれど、「僕はこういう方が、好きだけどね」と夫。「これだから、アメリカ中西部人は~!」と、私は心の中で語りました。

 最後に、"fixer-upper" の発音は、私がカタカナで書いたように、「フィックサー・アッパー」ってな感じです。


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