2011年11月10日木曜日

Are you a citizen of the United States?

「あなたは、アメリカ合衆国の市民ですか?」

 それでは、「陪審活動の召集令状」の続きです。私がこの通知を受け取った日の夜、たまたま二人のアメリカ人に会い、コレコレシカジカと、私が通知を受け取ったことを話しました。すると二人とも、彼らの経験を語りだしました。一人は、「自分は腰痛があり、長時間、椅子に座っていることが出来ないと言って、陪審メンバーから外してもらった」と言います。もう一人は、裁判所に行ったけど、選考されなかったと言いました。しかし、彼女の自営業の友人が選ばれた時は、仕事も出来ず、かといって陪審活動をサボるわけにもいかず、経済上、大変困ったと言ってました。普通の会社で働いていれば、陪審員に選ばれ、会社を休まなければならない時、会社は通常の給料を払うのが、普通のようです。私の会社の社員規則の本にも、「給料は払われ、有給休暇を使う必要は無い」と書かれています。でもって、陪審員じゃないけど、証人として裁判に行かなければならない時は、会社を休んで有給を使ってもいいけど、会社から給料は出ない、と書かれてました。

でもってですね、私の疑問は、「アメリカ国籍を持たない私は、そもそも、陪審員になる資格があるの?」ということでした。それをアメリカ人の友人達に聞くと、「え?アメリカ国籍、持って無かったの?」と言います。はい、持ってません。アメリカ人と結婚して、グリーンカードを持っていても、アメリカ市民じゃないんです!でもって、私の疑問に答えてくれる人は、身近にいませんでした。

で、その通知をじっくり読んでみて、「陪審員資格書類」という項目の第一番目にあったのが、今日の一言です。「あなたは、アメリカ市民ですか?」と、わざわざ問うているのなら、きっと、アメリカ市民じゃなきゃいけないんだろうと、思ったのです。その他の質問に、"Can you read, speak, and understand the English language?"というのもありました。フムフム、この辺を利用すれば、陪審員から外してもらえる材料になるかもしれない、と思いました。

その通知は、裁判所に返送しなければならないのですが、「あなたはアメリカ市民ですか?」の項目には、もちろん、“No"に印をつけて、提出しました。「多分、これで陪審員に選ばれる事は無いだろう」とは、思いましたが、それでも「裁判所に出廷しなければならないのか?」という疑問はまだ残っていたので、確認のため、事務所に電話しようと思いました。

さて、その結果はどうなったのでしょうか?それは次の最終回を、お楽しみに!!

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